川柳報告 - アニメ - 2024年7月頃~ - 〈物語〉シリーズ | オフ&モンスターシーズン
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#01
- 分析っ オノノキヨツギ つまり僕
- 動いてっ その場のノリで 好き勝手
- いいほどっ アララギツキヒ が絡んで
- 存在が 中枢付近 に居ればっ
- 不死鳥を 監視するのは ひるむこと
- 優しいっ 今日も朝から 任務中
- こっそりと カップのアイス クリームを
- 多分無い ただ食っちゃ寝と いうような
- とってはっ とても重要 なことなの
- 姉である アララギカレン と同室
- タイミング でっ一人部屋 になったっ
- 戻ってき たらっ私の ぬいぐるみ
- ついてるし アイスのカップ 転がって
- 居続ける なんて最低 だよお前
- 正体を 看破されたと いうのはっ
- するために 監視対象 を抹殺
- あるまじき 行いをなす ということ
- サンハイっ お前のほうが 怖いよっ
- やってきた 正義の魔法 少女でっ
- 必要で だから私の お人形
- 一言で 言えないのなら 百言で
- つけなくちゃ いけないんだっ はー悪い
- 戦いに 行ってくるよっ 安心し
- それじゃあっ 僕の勝利を 祈ってい
- 居るのなら 放っておける はずがない
- 迷惑を かけるわけには いかぬ僕
- 言わないで 私の世界 のことなん
- いいんだよ おののきちゃんっ もう遅い
- 世界には 正義の味方 は居るんだ
- もっともっ 私は正義 そのものな
- というかっ 僕が促し て向かわせ
- やってきた 正義の魔法 少女だっ
- そうだっけ 漫画家志望 なんだっけ
- 関係者 あーツキヒちゃん らしいなー
- 日光に やられちゃうかも そろそろっ
- そろそろっ 学校行って もいいんじゃ
- しなくても 誰もお前の ことなんか
- クラスもね 今となっては それなりに
- 私には 必要なこと だと思う
- 成長期 てやつか生きて いるからっ
- 一つだよ 私は何を すればいい
- 中にはっ もうヘビガミは 居ないんだ
- そうだっけ 無自覚なのか だとすると
- なめくじっ なめくじどうふ ヘビガミを
- 再利用 させてもらうっ その怪異
- 目の前で 退治するから 役者とし
- カイキさん 元気にしてる 元気にし
- 現金に しているかもね どうやって
- なんだよね スクール水着 に着替えれ
- できるのっ 僕はオシノの お兄ちゃん
- 奴なんだ ひたすら結果 を求める
- とはいえっ 最低限の 手続きは
- してるから 難しいよっ それになん
- しんきじく すぎるんだけど 漫画まで
- 対象者 であるお前が 描いたほう
- 怪異をっ 紙のお札に 封印し
- いっぱしの 漫画家気取り だけれどっ
- じゃなくって 今はインター ネットって
- デジタル化 しようと思う となかなか
- 甘くない ことがっとても 嬉しいっ
- なめくじの モンスターとの 決戦の
- 決戦の 地にはおなじみ の公園
- 適当な 場所をっ僕は 知らないの
- 深煎りし たくない気分 になってき
- 持ってきた 持ってきたよー 台所
- 塩なんて いったい何に 使うのー
- 振りまいて もらえるかなー そうでなく
- 砂場にっ センゴクナデコ の描いたっ
- 素人を 怪異退治に 参加させ
- 残される というわけだっ 即興に
- まあまあの ストーリーさっ うーん僕
- 言っていた 言葉の意味に ようやくの
- 嬉しいっ あの発言の 根幹に
- あったのは そう生きがいっ てやつなん
- 人生を 送ろうともっ 何らかの
- なくってっ そういう不満 や不安が
- しれないっ だから生きがい を求める
- 人生に 適度な何度 を求める
- なぞっても 全然心 に入って
- 無自覚と はいえ不死身の 怪物で
- 不死鳥で 人から人へ 乗り換えて
- 人類と 寄り添うことに なるそんな
- 怪異だっ フェニックスだっ 一応っ
- 脳内に 全く残っ ていないと
- 知っている でも不死鳥は どうなんだ
- あってもっ 人間として の人生
- 永遠の 命を持って いる奴に
- ありがとう きみのおかげで モンスター
- なめくじの 炎を浴びた ところでっ
- 正体を 知ってしまうの はまずいっ
- 全身に サラダ油を 帯びていた
- 単純に センゴクナデコ が立体
- なめくじで 炎といえば 塩をまく
- だとすれば 僕にとっては 相性が
- 僕という 怪異を退治 するために
- あり得るっ 何もおかしな ことなんて
- ことなのか だからといって ここで投げ
- こざかしい 手法を嫌う だろうけど
- 当たり前 みたいに、自分 の命を
- 出てやがる 疫病神と いうよりは
- いうよりは アララギツキヒ そのものが
- そのものが エアポケットの ようなもの
- ままいいや 打ちようがない けどっまあ
- 割り切った こんな自体に 至っても
- 至っても 踏み潰されて こなみじん
- なろうとも アララギツキヒ は死なない
- 死なないっ 死がないからっ 死なないっ
- 悠々と 復活するっ 僕のミス
- 感知した カエンさんがっ いずれどう
- だろうしっ 死体にしては 後腐れ
- 判断で あってっ僕の 気持ちでは
- いやはやっ 笑えるものな ら冷笑
- 本体じゃ ないんですから 狙うべき
- 実体化 しようと巨大 化しようと
- 設定に 縛られていた のはむしろ
- 秘密裏に ことを進めた かったよう
- おりますっ プロのお仕事 の邪魔をし
- 今回の 件をっ鬼の お兄ちゃん
- ようしはっ リュックサックに 詰めていた
- なめくじは 眷属みたい なものなの
- 一方で そうかと思う とアララギ
- あっさりと 解決をみた これはもうs
- 指定しっ 討伐部隊 を編成
- 判明し たっシテノトリ に関する
- とりあえず アララギツキヒ が眠って
- 終えてから 帰投したのだ けれどもっ
- 対象の 部屋で何食わ ぬ顔をし
- 翌日っ アララギツキヒ は昨日の
- 出来事は 夢だったんじゃ ないかとっ
- けれどその 記憶喪失 の理由は
- その傷を 癒やさなきゃそう シデノドリ
- 作用がっ あふれんばかり に機能し
- だからこそ アララギツキヒ はいつまで
- 繰り返す いつまで経って も危うく
- 失敗が 堆積するっ 堆積し
- 失敗を 帳消しにして 最後には
- 永遠に 生き続けるっ 恐ろしい
- 程度には 学術的な 価値がある
- するのはっ 保留しておく ことにした
- 生態が わずかながらも 明らかに
- 過ちを 繰り返さない ためにもっ
- 大丈夫 次は死んでも 失敗し
#02
- 一気読み したとききっと 私はっ
- どころかっ センゴクナデコ はほかでも
- だからこそ そのときどきの 私がっ
- 奴なんて 居たらそのほう が異常だ
- 人生を 長期連載 にたとえて
- ボツ続き なのですからっ あのときの
- 私もっ そして現在 のわたしも
- ことのない いまだ始まり を知らない
- 一人のっ センゴクナデコ なのですっ
- 会ったこと ありますけどー んっあれっ
- 知らないよ きみは知ってい るんだよー
- 大丈夫 です扇さん はっはーっ
- 親しみを 込めてっ扇 お兄ちゃん
- 失礼っ 噛みましたーっ なんてねっ
- ないからっ ご遠慮します それではー
- 行くんだと 思っていたな だってーっ
- くださいっ 私私を 探してた
- 一流と 呼ばれるような 人たちは
- しましょうか つまり4日で 100時間
- 合わせてー 一万時間 というのは
- なーんだー たった1年 努力すれ
- 人間は 努力以外に も生活
- 1日の 半分以上 は生活
- 休憩を 挟みつつのっ 8時間
- ありますっ 3年ですよ 3年か
- いないでっ 中学校を 卒業し
- 卒業し たら働きに 出なさいと
- 言うなんて センゴクナデコ をドロドロ
- 簡単に 説明します とオノノキ
- それ以来 彼女は私 の部屋にっ
- このように オノノキちゃんは デッサンの
- ことがーっ バカなことって 言われたん
- 思わない けれど実際 問題っ
- まだパパや ママは甘いと いえるよっ
- 一定の 成果をあげる ことだよっ
- リミットに 迫られること になるなん
- 簡単に 成果をあげる 方法は
- 聞いている 限りお前の 悩みはっ
- 悩みはっ 時間が無いっ てことだろ
- 教えてっ オノノキちゃんっ 一つはっ
- 一つはっ 次の完成 原稿に
- サイトでっ 身分素性を 明かすんだ
- そうだねっ じゃあっこの案 は取り下げ
- 二つ目の ほうなんだよっ 僕として
- そこだよね 一万時間 の法則
- 考える べきは努力の クオリティー
- 思ったら 質がっ多少 下がっても
- 人数を 3倍にすれ ばいいんだ
- だろうしっ 漫画家ってい う仕事は
- いうよりは 一つの組織 のメンバー
- 能力が 高くないとー やっていけ
- お前でも 相手が自分 だったなら
- 式神を お前が作れ ばいいとっ
- 努力もっ 努力の成果 も1年
- 描きなさい 僕がそれをっ 立体化
- 覚えてる 僕がこの部屋 を最初に
- もらったじゃ ないっアララギ ツキヒの目
- だけれどっ お前の画力 の証明
- 画力にっ 絵にっイラスト レーションに
- あげようっ そのガエンさん てかたはっ
- そのかたを 責めるつもりは ありません
- だからこそ だよ恩返し というのは
- オリオンっ ハートアンダー ブレードと
- できるって わけだよおーっ わかったっ
- ありません アイデンティティー 崩壊の
- 存在を 乗っ取られちゃう おんみょうじ
- それぞれに 個性をつけて おいてくれ
- そうだねー このバージョンの 私はー
- 前髪を 伸ばして顔を 見られない
- うんこれも 見たことないな カチューシャで
- やっちゃった んだよねそれが 原因で
- 原因で 今っ学校 に行けなく
- 逆ギレで いっせきぶった んだったね
- 決定だ そこまで来たら 4番目
- 魂を 入れてっこれで これからの
- しんたいが そして私の 将来が
- わけかいっ ペンを走らせ ちゃったわけ
- 逃げ出した 4人の私 ねーという
- いうことは 試み自体 は成功
- 全員が 成功すると は思って
- 私をっ 4人のナデコ を野放し
- うっかりっ 今のは無かっ たことにっ
- 追うのがっ この物語 におけるっ
- 何らかの 見落としがあっ たのかいっ
- なるために 努力するって いうのはっ
- 召喚し てもっ協力 してくれる
- 手伝って くれることなく しさんする
- 怖がって ばかりもいられ ません今
- パニックに 陥りますっ いやーそこ
- まっそこは まがりなりにも 神様だ
- すべきはっ ほかの3人 のほうかも
- その通り でしたっ昔 の私は
- 直前に 制服姿 のセンゴク
#03
- 学校の 中に逃げ込む だなんてっ
- 不安しか ありませんがっ じゃあレッツ
- いたのはっ なんとも意外 な展開
- ですからっ どうやら着替え たようです
- 交換を 迫ったならば おとなでこ
- ありますっ えーと普通に 考えた
- 私はっ そのまま自分 のクラスに
- あんまりー 当時の私 みたいにー
- しきがみは さっき誕生 したばかり
- あくまでも あれらは今年 の私が
- 無いのでっ 3年生の 教室に
- うんそうっ わかるわかるっ だよねーっ
- いけてるっ どうなってるん だろ不思議
- 偽物で あり得ないほど 嘘っぱち
- 普通でっ とおりいっぺん で量産
- 約束っ 今が幸せ だったらっ
- 目標を 達成してっ 出世して
- 出世して 偉くなってっ 満たされる
- ぬるま湯の 中でゆるーく 生きていて
- いうのはっ つまり今のっ きみのこと
- 彼女には きみの姿が 欠けている
- お前にも できるやり方 を教えて
- 切り取って 持って行くんだ それをしき
- ものじゃない ですかっまさか 意図的っ
- それこそっ 退治対象 になっちゃう
- 楽しそう ならっそれでも いいじゃない
- 恥ずかしい ことしないでよ 恥ずかしい
- しでかした こととはいえっ やっぱり荷(に)
- 私です 千石撫子 ですおーっ
- 久しぶり 元気でやって いるのかな
- やっている のかなっはいっ 死んでない
- 生きてます それは良かった 何よりだ
- しましたっ 今もーおかけ しています
- ありがとう ございましたっ うんうんっ
- 及ばない ぞっ当たり前 のことをし
- んっいやっ そういうことは 無かったし
- 関係の ない事案だと 思うんだ
- なでこだー 面白すぎて 余裕で死
- 将来っ かっこわたしが あるんです
- 今回の 場合目撃 情報が
- 情報が あっちこっちと のことです
- あっそうだ 千石ちゃんっ いいことを
- 作戦で ルマ撫子ちゃん を探すと
- あげるよっ 僕は僕でっ 別に足
- 証言の あった公園 ですブルマ
- 4体の しきがみなでこ の中でっ
- あのそだち おねーちゃんがっ この4月
- おねーちゃん なんてっ昔 みたいにー
- 私はね なんだかうまく 馴染めない
- サボってっ ここで読書に いそしんで
- 近くでっ あーっせんじょう がはらさん
- かみなでこ 時代ですねっ あっあのっ
- じゃなくてっ おいくらさんっ だからいい
- いいってっ 昔みたいに 呼んでくれ
- ことじゃない 半裸状態 から服を
- そうでした いまなでこはっ 自分では
- 一瞬で 私は着衣 をしてきた
- とらがりに されて私も 経験も
- あれ好きで やってたんだっ ふっふーん
- 話とか されたくないと 思うけれ
- ビンビンに 伝われました それが何
- なったのは 成長なんじゃ ないのーっ
- 大学を 受けてみたりっ 髪を切っ
- みたけれど 結局私 は私の
- 学校っ 全然行って ないのうん
- いじめじゃー ないんだけれど えーとーっ
- なでこちゃん ここで会ったの も何かの
- 学校に 行けなくなった くらいでは
- 言われたの うーん高校 に行かない
- 無理だしー それでどうした らいいのか
- しきがみを 4体作っ ちゃったのと
- その結果 露出行為に 走ったり
- 髪の毛を 引きちぎったり したんだー
- 冗談を 聞きのがせない ほうだった
- 言われてる わけじゃないって ことっそう
- 本当は 甘やかしたい なでこちゃん
- 高校に 行ってほしいと 思ってい
- しないでっ 相手をちゃんと 見ることっ
- いるのにっ なぜか相手が 不愉快に
- なでこちゃん 将来自分 がどうなっ
- なれるから だから安心 しなさいっ
- 話してー ちょっぴりやる気 を貰った
- なんらかの 刺激になれた というなら
- 本当っ 泣き寝入りだけ はしないで
- しているが ためにっ結果 そこ以外
#04
- 正直っ ここには二度と 来ることは
- 部屋ですっ いろんな形 で訪れ
- 労働を 強制したり しないから
- 使っても 普通玄関 の扉に
- 落ち着いて とにかく話し 合おうよっ
- どう使う 道具だってん だよあーっ
- はらわたを えぐる以外の 用途がっ
- 用途がっ まるとうにある てのかよっ
- 俺様を 働かそうっ て魂胆
- 休みたい なら休ませて あげるよっ
- 本当は いやいや努力 してんだろ
- しきがみを 確保しました はらわたを
- 真っ白な 紙の中へと 挟まれに
- とはいえっ いまなでこはっ いつまでも
- いうことを 忘れてはいけ ないのです
- 玄関の 扉がああも あからさま
- あと2体 おとなでことっ かみなでこ
- 声でした せんじょうがはら ひたぎさん
- 私ここ 死後の世界じゃ ないですよ
- お願いっ 返事をしてっ はいはいっ
- 人形の 怪異だからっ バラバラに
- ところでっ 僕のほうから もお願い
- まあでもっ こういうときっ 死体系
- するもんね 手間いらずだっ ああでもっ
- よかったっ てー不幸中 の幸い
- ないですか 身の程知らず とはまさに
- まったくっ あららぎつきひ と関わり
- 思うなら それはお前が いい奴だ
- てことだっ だから落とそう としないで
- キューっと 粘土細工を するように
- ねっねえっ 何があったの かみなでこ
- 彼女はっ 水着姿で じょうないを
- よかったん だけど泳がせ てみること
- 完全に おとりだったっ おとりそう
- 使われて どうするんだっ て話だ
- 先でもっ とんだ変態 女です
- 重要な ファクターという 気がします
- そういえば お前のほうは どうだった
- 聞こえない ようっここまで の経緯を
- 謙虚ぶり やがってっやな やつだぜっ
- 情報を 追って動いて くれている
- していたら 無事じゃすまない かもっあっ
- 結局は 同じことなの かなそれは
- こちらもっ ここから先は チーム戦
- 可能性 もっ無いわけじゃ ないからっ
- しれないっ でもっおののき ちゃん逆に
- できなくは ないんだよねっ まあ詐欺師
- それこそっ 元締めである ガエンさん
- 増えたらっ さすがに私 たちの手に
- 次にはっ お前を殺し に向かった
- だとすると ここでこのまま 待っていれ
- たしかにっ でもまたしても 行き先が
- わけじゃない 失敗するに してもその
- ありません よっかみなでこ の背中に
- 潜もうと その存在を 追うことは
- 即席の 義手を作って もらおうか
- そういえば オノノキちゃんっ なんだいっ
- 神様の ほうを保護して おいたほう
- 神様と 知らない仲じゃ ないんでしょ
- ケースだと のちに禍根を 残しかね
- 当然だ けどっ向こうが 助けるの
- できたよっ 右手っうんっ ありがとう
- 本物の 右手はっ今 どこにある
- 連中が お前が作ったしきがみ
- 1回だ ろうっ使えて 1回っ
- とっている 以上っそれは 難しい
- 活躍に 期待すること になる僕
- しきがみを 私が同時 に一人で
- お前はっ いまや3人 のなでこじゃ
#05
- しましたっ まあっ作戦 タイムです
- タイムです オノノキちゃんは 着替えよう
- もう一度 聞かせてくれる うんだから
- 3人の センゴクナデコ で対処し
- しきがみっ コビナデコとっ サカナデコ
- 能力は 向こうの2体 を封印
- 対してっ 彫刻刀を サカナデコ
- カミナデコ だけということ になるんだ
- なのですっ だってしきがみ に頼って
- いいのかい はいっ1回 チャレンジし
- ないしねっ ただっ当初の 目的を
- 目標も あっただろうっ もちろんっ
- わかったっ やるとオノノキ ちゃんううん
- 学ぶべき なんだ失敗 から学ぶ
- しきがみと して使役する ていう意味
- それなりに 高いとはいえ 最悪の
- どころかっ 1対4で たいじする
- 乗り越える ときがっついに 来たんだよ
- くらいです 前を向かない オトナデコ
- でしたがっ その残虐な 方法の
- ところでっ オノノキちゃんっ なんだいっ
- しきがみを 食ってもらうと いうのはっ
- 場合はっ お前の意思は 無視するっ
- した後の オノノキちゃんの しんたいが
- しんたいが 脅かされる のではない
- 違うかっ 結界にして はぶしつけ
- 逮捕され なかったのはっ 人見知り
- アドバイス しておくけれど なでこうっ
- 2対1 を2回これが 理想です
- しきがみの 2体同時の 起動だけ
- 気付かれて しまう恐れが ありますっ
- 見落としの 限りを尽くし てしまって
- 見落としを クール撫子が 立ち読みを
- 違う日っ 違う時間に 本屋さん
- 選べると してもせいぜい 消去法
- 最初から あなたの味方 してあげて
- 着たいしっ どこで買ったの イマナデコ
- 隙間から 本をかき分け て抜け出し
- 無いからー もうっ限界 なんだしー
- あーそうだ このパンプスが いい例だ
- あげるから 次は空っぽ じゃなくして
- いたんだよ その様子だと なでこうっ
- しきがみを 起動させたの かなうんっ
- 役割を 果たしたんだよ しきがみの
- 本棚を いっきに倒し たとなれば
- 逃げられる 前に決着 をつけよう
- 責任に とても耐えられ そうにあり
- なるほどっ クール撫子に 比べてっ
- 大量の ルマナデコをー 量産し
- 簡単じゃ ないよ10万 蛇のヘビ
- 全員が 全員判で 押したよう
- しれないと いう心配は 無くなった
- どうもくの シチュエーションを 帳消しに
- ならないっ というのは言い すぎだねっ
- それぞれに 細かい指令 を出すこと
- ところのっ 人の壁です 本棚で
- 紛れよう ともっあいつの 背中には
- 隠れよう ともっ方向 だけはしか
- 1階で あんなトラップ が発動
- 自体には 気がついている んだろうね
- なんでもっ オノノキちゃんっ こっちには
- ないけれど アララギツキヒ のせいでっ
- だけならね どういう形 であっても
- 続けるの それともボスを 倒せばっ
- パターンっ やってみないと わからない
- 殺せばっ 全てのナデコ は消滅
- スタイルっ てっツキヒちゃん にバッサリ
- それぞれの センゴクナデコ を描き分け
#06
- 100人の ルマ撫子をっ しきがみと
- 100人の 中に混ざって しまえとっ
- まるできゅう ハートアンダー ブレードの
- いきません でした全然 ダメでした
- いうよりっ 変わったという べきなのか
- いうのにっ 生身で生きて いるお前
- 十分っ 僕はお前を 評価する
- 経験を その気持ちをっ しっかり絵
- 絵にしてっ 残すですかっ 絵にしてっ
- 絵にしてっ 作品として 思い出と
- なでこうっ センゴクナデコ お前には
- 思います だけどあの頃 の私が
- はっはーっ 何の話を しているの
- 向こうから 見ればっきみに 原因が
- さいあくに なるのを私 は止めよう
- あるのかな 全部昔の 話だろ
- 低く見て いましただから 彼女はっ
- することに 全く躊躇 が無かった
- 3人に 任せていたっ オトナデコ
- 本棚に 押しつぶされて ぺしゃんこに
- あのくーる なでこもまたっ かみなでこ
- するための 時間稼ぎっ こびなでこ
- あの子はっ あの子だけはっ 自分だけ
- 僕にはっ それが褒められ たこととは
- 終わらない んですっさあっ 着いたよっ
- 居られない んだよっここで 待ってても
- だけだった だからあなたは ここに居ちゃ
- 最初から ちゃんとわかって たでしょうっ
- できないん だよっ中学 2年生
- くれないし ガラスの靴は 届けられ
- 戻ろうっ みんながあなた を待ってる
- 好きなのに 待ってるだけで 楽しいの
- なのにもう 好きじゃないのっ もう思い
- なでこはっ そんな大人に なっちゃった
- 私はっ 約束するっ また私
- 私はっ 誰かのことを 好きになる
- 好きになる ことを私は やめないっ
- やめないっ 待ってるだけで 楽しくて
- にはしない 夢を追うけど 懲りもせず
- いつまでも 私はあなた と一緒だ
- 失恋は 全部渡しが 面白い
- あげるから せんごくなでこ 15歳
- こととかっ 引き抜かれてた 電話線
- 思うけど 悪気は無いと 思うから
- まあっそう さげすんだ目で 見てやるな
- あるからの 影の持ち主 の疲労は
- 手土産じゃ まえがみむすめ いやっもと
- 立体化 できる技能を 身につけた
- 試みに これらを描いて 増やしてみ
- 能力で もっ有機物 はほとんど
- 装って 特殊技能の 使い方
- 良さそうに しかし懇切 丁寧に
- けんぞくを 2回作って 2回とも
- 2回とも 失敗してる わしじゃから
- だけってっ 今でも思う きょとんなん
- おったらっ わしのところに 連れてこい
- 神の座を 自ら降りっ 絶大な
- 絶大な 力を捨てて 人間に
- 人間に 戻るとゆうっ 決断を
- しのぶちゃん こそにくいこと 言ってくれ
- イエーイっ ピースピースっ なでこうっ
- 手伝って ほしい仕事が あるそうだ
- しないでっ しきがみつかい の腕前
- ひょっとして だからオノノキ ちゃん私
- 専門家 としてシビアで ドライでっ
- 漫画家は そのまま目指し てもらって
- 不可思議な 世界を覗い てみるのも
- おろそかに なってるなんて 言われたり
#07
- なんだがっ クールでハード で最高
- いうだろう ペットに名前 をつけたら
- 一つある あれは食欲 じゃなかった
- 俺様の おかしらだぜっ だが美味い
- 俺様が 殺した命 を俺様
- ない奴の 食生活に 口を出す
- いるのはー 別のことです 別のこと
- 俺様の 何を心配 してるって
- 原因が わたくしだけに あるように
- わたくしを 殺そうとさえ しなければ
- 食欲だ そうですかでは 仕方あり
- 珍しい なーっいったい 俺様に
- お目覚めで ございますかっ マスターっ
- 出かけてっ しかし人間 が一人も
- 食べるもの がなくっ飢えて 乾いてっ
- 食材が 傷んだのかっ 疫病と
- いうのはっ トロピカレスク が語って
- 滅んだっ てわけかはいっ 王族や
- 一国を 滅ぼすとはっ その女
- いくつもの 国を滅ぼし てきたよう
- なるほどっ 疫病だなっ よし決めた
- いただくと しよう久々 の食事と
- 久々の 食事としては 申し分
- 俺様の こだわりである 空っぽの
- 空っぽの 腹に入れるの は特別
- あるべきだ せんえつながら 申し上げ
- マスターっ それはおよしに なったほう
- 俺様に また餓死しろと いうのかっ
- 凶悪な トロピカレスク わが下僕
- 体力を 回復させて からという
- そうやって 急場をしのぎ ましたいい
- だがそれは 貴様の好きで あって俺
- 食うのはっ 自分で殺し た人間
- 俺様の 主義だ吸血 鬼としての
- ぼうこくの びじょを殺して 食べる好き
- お待ちして おりますどうか くれぐれも
- しまったが そんな平凡 な呼称を
- 間です そしてあなたを 殺したの
- 自殺した のです私を 殺そうと
- それなりの 理由があるの だろうとは
- 命をっ 無駄にしないで くださいっ
- 傷つける ことをためらう どころかっ
- そうですか まさか実在 したとはっ
- ことだった のっですねこたえ てあげられ
- 俺様は 自分で殺し た生き物
- わたくしを そう呼ぶ人も 居なくなり
- 俺様の 長い吸血 鬼生活
- スーサイド マスターお褒め にあずかり
- でもどうか 気に病まないで くださいっ
- わたくしが 美しすぎる のが悪い
- だったっけ 救える命 を探して
- 立ち去るっ おいおいそんな のご容赦
- 何ヶ国 滅ぼすんだっ わたくしに
- わたくしに 死ねとおっしゃる のですかっ
- いつかまた 同じ問題 が起こった
- わたくしの ような誰かを 救うこと
- 滅ぼした この国を出て 次に行く
- わたくしは 行く国全て を滅ぼし
- 無謀だと 忠告せざる を得ないっ
- わたくしは ほかにやり方 を知らない
- ことでしか 答えにたどり 着けないの
- することは できる有効 活用っ
- これ以上 誰かを殺す 心配は
- お姫様 言っておくがっ そんな奴
- 相談に 乗ってやれるっ 唯一の
- 俺様は 見ての通りの 化け物だ
- 人外の たしなみという 奴だなっ
- 考える 協力くらい はしてやれ
- わたくしを 食べるチャンスを 探りたい
- ご名答 ここまで利害 の一致し
- 柔らかさ 触り心地に 俺様は
- 俺様の 死はっ決して 無駄死にで
- なかったっ しいていうなら 鬼死にか
- 俺様は アセロラ姫を したいじょう
- マスターの 居城内にっ 下等なる
- 人間の 世話までしろと おっしゃるの
- 俺様の 世話をしている つもりだっ
- 絶対に 近づくなとっ 今のうち
- しなかった 貴様程度の 吸血鬼
- わたしめと いたしましては 看過でき
- 難しい 食材でなー 丸のみは
- どうしたら うつくし姫を 殺せると
#08
- いうわけで 貴様の知恵を 借りたいっ
- あくまでも 彼女自身の ものであり
- 反対は いたしませんが 空腹の
- 食材の 下ごしらえに あたっては
- いうわけで アセロラ姫っ あなたにも
- わたくしに 意識改革 を行え
- 現状は 魔女の呪いに よるものと
- 打つべきは 魔女のほうでは なく貴様
- なくなれば いいと俺様 は言ってる
- 簡単に 言うとっ悪い 奴のフリ
- これからは 考え事を するときは
- やめるんだ アセロラ姫っ これからは
- これからは 自分のことは わしと言う
- するのじゃっ アセロラ姫と いういかに
- ふさわしい メニュー名をっ 俺様が
- しかけよう とは逆説と いうよりは
- いうよりは そこまで至る と一種の
- あったのか いえ申し訳 ありません
- ここに来て いきなり命 を粗末に
- いえわしは 自殺しようと したわけで
- 海賊っ ぽくてっ箔が 付くのでは
- あくまでも フリであってっ 見せかけで
- やっている ことは同じで はないかっ
- 死ぬことで 解決しよう というのと
- 悪かった のうスーサイド マスターっ
- あろうかー アセロラ姫を 突き飛ばし
- 突き飛ばし たというのにー 無傷だー
- また死んで しまったらしい わたくしめ
- マスターは あの人間の 世話をする
- 愛着が 芽生えたのでは ありません
- 申し上げ ました通りっ 国境を
- ほとんどと 言ったなならば 少しは得(え)
- 古くより 定められてい るそうなの
- 東洋の 刀のように 美しく
- ああそうだ キスで呪いが 解けるって
- その文字を 名前のどこか に含ませ
- 含ませて おくっていうの はけっこう
- スーサイド マスター何も 言わなくて
- ことですか ああっ無限に 死ねるわけ
- このかたは 死なずにすんだ 納得し
- それでいい もう止めないっ 好きにしろ
- わたくしが 殺してしまっ たこのかた
- やれるから 旅することに 疲れたら
- 疲れたら いつでも会いに 来れば良い
- わたくしを 吸血鬼にし てください
- わたくしに 命を捧げ ようとする
- 無いのかも しれないならば わたくしは
- 命をっ せめて受け取っ てあげたい
- わたくしは 彼らをっ食べ たいのです
- お願いし ますわたくしを 吸血鬼
- 辞めること になるわかって おりますっ
- 見事だと 思うしこたえ てやりたい
- わたくしが 自ら望ん でいるのだ
- 極論を 言えば貴様の 気持ちもっ
- ありません でしたけっこう 痛かった
- 真ん中に あなたの手形 がくっきり
- 考えて いたのですがっ 今あなた
- あるならば あのとき自分 の眼球
- わたくしの ためにわたくし を思って
- それこそが 下ごしらえに なるという
- お願いし ますスーサイド マスターっ
- なるからと いってっそんな 口の効き
- スーサイド マスターでいい お互いっ
- お互いっ 生きていたらの 話だが
- 俺様が 教えてやった 箔のある
- 笑かすな 人を信じる のは美徳
- 俺様は 人じゃなくてっ 化け物だ
- 思います あなたのように クールでっ
- 美しい 吸血鬼にっ なれるさっ
- キスショット 貴様のために 死んでいく
- 王子様 にっ出会えるか もしれんし
- 気に入りま したスーサイド マスターっ
- 精進と いえば最後の レッスンだ
- 食うことと 愛することは 同じ意味
- その昔 うつくし姫と 呼ばれてい
- あいつはっ 人間を食う 化け物に
- でもいいさ おいしい思い もできたし
- 話だっ 真実なんて 探りよう
- 熱血に して冷血の 吸血鬼
- 思われる そんな噂は 信じねー
- いい女 同士ハードで クールにっ
- クールにっ つもる童話も あるだろう
#09
- この春っ しりつなおえつ こうこうに
- 両方を とてつもなくっ 後悔し
- 最悪だ はーっ暴漢 に襲われ
- 違いない どちらにしても 都合よく
- 都合よく 彼女の頭 をゴツンと
- 暴漢は はりまぜきえの 下校道
- 願っても 何日願い 続けても
- ねーよなっ ごちそうさまっ て挨拶
- 患者をっ ミイラっミイラ ですよねっ
- こよみんっ 生きているんだ まだっこの
- 反応は 嫌になるほど 正常だ
- 確かめて みなよっじゃあっ 失礼し
- 成功し なかったことが この場合
- 助けるね もちろん私 はこの子を
- する前に 移動しようか 移動どこ
- あぶりちゃん やはりなおえつ こうこうの
- ハイペース ですね1日 1人とは
- ひょっとして しのぶの奴が 疑われ
- 思っても みなかったよっ 土地勘の
- 乙だろう 実は私の ほうこそっ
- 被害者の 数に繋がり かねないっ
- もしもこの 怪異現象 の解決
- 怪異とも 専門家とも 無縁のっ
- 学業に 支障が出ない 範囲でっ
- 高校の 女子生徒だっ この子もー
- この子もー 吸血鬼化に 失敗し
- ガーヤさん 勝手な真似を していやっ
- いうのはっ クチモトちゃんが こよみんを
- ガーヤさん なんだいっこの ダイイング
- 新しい あたしはこっち を担当
- ガーヤさん もしかするまで もなくそれ
- となるとっ 話は違っ てこないか
- 特定に もーっ繋がる 可能性
- 大学で できた新し い友人
- 見るよーっ アララギちゃんの 頼みなら
- わかんない のかよそうだね わかんない
- 暗号を 解けないのかっ わかんない
- 暗号は 解けたのかいっ こちらでは
- こちらでは 一つ不都合 が起こった
- bとq 逆さになって いるだけで
- 数字でも 同じ形の ペアがあり
- なんだよね つまり代入 に代入
- 友人は 僕と同じっ 数学は
- 戻すのが オーソドックス な解読
- 筆跡で 231(にーさんいち)と 書かれてい
- ありがとう こよみんおかげ で指針が
- 同士にっ 同じ学校 に通って
- ああそれは ようかいへんげ 全般を
- キャプテンで もある探りを 入れざるを
- 駿河はっ 左腕をー 失って
- 神原(かんばる)も 女子バスケット ボール部を
- あったのは 昨日の未明 のようだっ
- ことですか うんっそういう ことになる
- 襲ったっ 掘っ立て小屋に 連れ込んで
- 凶行は 夜のことだっ 吸血鬼
- 噛みついた もちろん他に も被害者
- 探してっ 街中に目を 光らせて
- どうだろう ねーかみさまと いうことは
- なんにせよ 僕はこれから 神原と
- パパっとっ あいつの部屋を 片付けて
- 直前に とっさに残し た暗号
- 事実だっ 犯人である 吸血鬼
- それならー イニシャルという 仮説とも
- 紹介し ようっアララギ 先輩っ
- した後っ 部のキャプテンを 務めていs
- いないから 安心してー 飲んでくれ
- いえいえっ 全然人見 知りですよ
- いましてっ 初めて合った 気がしない
- 本当に どんな噂が 流れてい
- といっても 噂を聞いて いるだけに
- したいんで ケー番教え てもらって
- 手渡すと なると変態 と名高き
- あなたなら 打破してくれる んじゃないか
- 現状っ ヒガサアララギ 変態に
- 雰囲気が 最悪みたい で弱小
- ないんです むしろその方 が良かった
- 100人の メンバーのうち 5名がっ
- 5名がっ 行方不明に なっている
#10
- 問題は さらに追加で あと2名
- あと2名 行方不明の 女子生徒
- となればっ すでに十分 すぎるほど
- トラブルが そんな中でも やや異質
- 部活動 でしたのでねっ 問題は
- いるうちは それでもどうに かこうにか
- やるような ことじゃないんだ からそんな
- もちろんっ 退部届を 出して辞め
- 3年の OG会で 集まって
- 対策を 実行しない じゃなかった
- 見えるから たちが悪いん ですつらい
- ほぼ同じ なのだからそう どう感じ
- 行き過ぎた 上下関係 が横行
- 入部した 日から引退 する日まで
- されるしっ いよいよ切羽 詰まったっ
- 問題に かかわれるとは 思えない
- 中からー 行方不明の メンバーが
- ならないん だとっ鬱屈 した気持ち
- 一定の 説得力が ある怪異
- そうだった スーパースター は生まれた
- されてもっ 思春期らしい 悩みから
- こよみんの 安請け合いを 成し遂げる
- 隣室の 本能あぶり ちゃんの所持
- 署名なら 全てのミイラ に同様
- してみたっ けれど確たる 結論は
- だったらっ 乱れていても 当然だ
- コマンドを 入力したい と思うっ
- 押さえつけ ていてほしいっ お前様
- しのぶちゃん そんな疑い を持たれる
- しのぶちゃん お前の好きな ドーナツを
- ドーナツー 期間限定 のやつだよ
- お前との 思い出深い 春休み
- 死に方も 僕らしくって 悪かねー
- 僕がーっ 吸血鬼化に 失敗し
- そもそもっ 吸血鬼化の 失敗は
- 語るべき ときが来たかっ 成長し
- いうとーっ もしもあのとき お前様
- そうかーっ それを今回 のミイラと
- 大量の 失敗例と するならば
- このたびの 吸血鬼もっ 自暴自棄
- できるほど 僕は吸血 鬼を知って
- 存在を 把握している じゃないかっ
- 吸血鬼 僕にとっては 大元と
- 吸血鬼 かつてのわしの 生みの親
- 今晩っ シノブをとどめ ておくよう
- この通り ブルブル震え るわいまあ
- 朽ち果てて おるじゃろうなー なあシノブ
- そうじゃのー 怪異だろうと なんだろう
- 決めたらっ もうそれ以外 の食材
- 当時まだ 人間だった 頃のわし
- 死に方も わしらしくって 悪くない
- やあやあっ オノノキちゃんじゃ ないかーっ
- さいわいな ことにっ鬼の お兄ちゃん
- だとすると 何の用でっ なに用が
- 暇じゃない 僕はおいとま するからっ
- 続けてよ おっとそうそう はいこれっ
- 行っとった のかっだったら わしも呼べ
- 新人と はいえっマヨイ 姉さんは
- 上ではっ 筋を通して おかないと
- かえるまで ここでのんびり していって
- チャイルドは これから深夜 のドライブ
- しまいまし たねっ私が かげながら
- いやはやっ 水もしたたる いい女
- 噛みました 違うわざとだ かみまみた
- かみまみた わざとじゃないっ かみまみた
- かみまみた 逆から言って もわざとじゃ
- やるんかい これー失礼 噛みました
- 噛みました 違うわざとじゃ かみまみた
- かみまみた わざとじゃなかっ たんかーっ
- 永遠に 終わらないぞっ このくだり
- ほほーうっ 何やら事情 がありそう
- フフーンっ どうやらマジで ヤバいのは
- すくめるな しがみつくぞっ して迷子
- 危ないっ シノブ気をつけ ハチクジっ
- この町で なにが起こって おるのじゃっ
- いうのにも 驚愕してい るけれどっ
- 乾眠じゃ 生ける屍 ではなくっ
- 当時者と してっ寝覚めが 悪いです
- ありません でもっあの世に ありますっ
- こないだっ 旅したばかり じゃないです
- 仕方ねー どうやら行くし かなさそう
- シノブさん お願いします ほい来たっ
- つらかった なんて言うんだ ふふふのふ
- 行いを そのとおりです あなた様
#11
- 納得と いえば納得 ですよねっ
- いうことに どうして文句 がつけられ
- いかんぞっ 早くも僕の 口調がっ
- 魂が 分離されてっ 天国に
- どうぞこの 世間知らずに お付き合い
- わたくしの 故郷を模して いるのです
- 居なくても いつかは滅ぶ 国だった
- 美しい ものもいつかは 滅ぶそう
- いわざるを えないでしょうね わたくしは
- 背負わして しまいましたっ この姫っ
- 意味合いが 違うのですよ 人間を
- 相対化 するのはやはり 無理がある
- 助けたい のですつまりー お姫様
- ないとはっ 実は思って いませんっ
- やっている ことがまったく 的外れ
- あのかたは グルメですから いっぱしの
- 一人のっ 抽出された 血液だ
- ままではっ 接吻はでき ませんから
- お願いし たのはそういう 意味ですよ
- こよみんが 全然蘇生 する様子
- 思ってた どうしたんだい こよみんっ
- 調子なら まる1日は かからない
- かからない つまり明日の 夜あたり
- 筆頭の 容疑者である ところのっ
- もらおうか もう後戻り はできない
- スーサイド マスターちゃんも 含めてっ
- スーサイド マスターにはっ アリバイが
- しんいきで 見張られていた も同然
- みなそこに おもりをつけて 沈められ
- 見つかりっ こない場所だよ ひどい場所
- 無さそうだ ねっ5人目で 終わりとも
- 終わりとも 限らないしっ 5人目っ
- 全力を あげて捜索 されている
- でしたから 土に埋められ とったのか
- かかわりに ついては後で あらためて
- 今回も 素数絡みか スーサイド
- ないんだよ あんな暗号 が発見
- 容疑者と してはっどんな 吸血鬼
- 安全に 吸血行為 ができるっ
- 被害者は その名を残す 公算が
- この件に 対して無罪 だったとし
- 専門家 にとって退治 の対象
- 忘れては ならないことが あるガエン
- 暗号は 発見された んですかっ
- 残されて いたっ携帯 電話だよ
- ないかとっ わかりましたっ ガエンさん
- 知っている けれど暗号 は苦手だ
- 暗号を 携帯電話 に残して
- 被害者の 個人情報 は私に
- お待ちかね ハチクジちゃんの お話を
- ことでした 町を保護する 結界を
- 噛めよって 顔をしないで くださいっ
- 油断した つもりはありま せんけれど
- 失敗し 木っ端微塵の 粉々に
- ですかねー 決めゼリフなん ですかねー
- おっしゃるっ 嘘をついてい るようには
- いましたが 1週間後 つまり今日
- 想定の 範囲内では ある渡航
- 結界を 突破してって いうくだり
- 方法は いくらでもある だろうにね
- だろうしっ 私も噂 レベルでは
- 結界を 通り抜けられ た理由が
- そうだねっ そこは本人 を尋問
- ないんじゃっ 今のこやつは わしという
- わしという 食材以外 は食べられ
- 弱体化 していったよっ もともとの
- 妖艶な 熟女じゃったと いうのにっ
- ありなんっ うつくし姫の 血液を
- 襲うなど そんな暴飲 暴食に
- 期せずして 一つ新たな 可能性
- 冷血の 吸血鬼をっ 訪ねてき
- 食べること のできる昔 の連れをっ
- メッセージ 担当ですね お姉さん
- 解析っ 女子高生の 部活動
- 神であり お散歩の神 ですからっ
- なんならっ わしが聴取を 担当し
- 真相が どうあれ今夜 で決着
- 被害者は 出したくないと いう正義
#12
- 結局っ 専門家にー 退治され
- やめておけ あやつはわしの ようななり
- モノホンの 生まれついての 吸血鬼
- しかならん そんなことより どうしても
- 奴隷って 設定にして おいてくれ
- ちょっとーっ 奴隷になって くれないっ
- 手料理を 作ってくれっ 今夜まで
- 真面目だね 僕より早く 着席し
- 解読っ またお願いし てもいいか
- されていた 暗号なのー 今はもう
- 今回は 数字だけなん だねうんっ
- F/C(エフシー)も イニシャルなんだ とすればっ
- そういえば そうでしたねー ちなみにっ
- 僕たちの 探しているっ 吸血鬼
- 朦朧と した意識でっ 思いつい
- 思わせる ための偽装か もしれない
- ですよねー 部員の中に 吸血鬼
- 否定した 覚えもないっ まあ今の
- 数人に 絞り込めるん じゃないのか
- ありません 素数も絡ん でいません
- どうすれば 摂氏と華氏に なるんだい
- その丸を ゼロと解釈 するつまり
- なるほどね よくこんなこと 思いつく
- 運動部 なら当然か もしれない
- それよりー 女子バスケット ボール部の
- ご機嫌が かんばしくない みたいです
- 真似をして みんな似たよう な髪型
- けれどねっ これが一般 例だとは
- 言うことに 従わないっ てわけでも
- じゃなくてっ 単に結界 が反応
- この町に 居るってだけで スーサイド
- 限界が 来てっ自ら かんみんに
- まあこれも 総当たりのっ 可能性
- かげぬいに 関してはそう はいかない
- ここだけの 話っちょっと した縁が
- マスターと 大問題の かげぬいに
- なっている あのー外道の おんみょうじ
- いうだけで およそよじんに は立ち入り
- 名簿には そんなイニシャル の持ち主
- ファンクラブ あったんですよ そういうの
- 組織でっ さっきミイラの 髪型が
- ありません でしたがうちの 妹が
- 妹っ かっこおっきい ほうですっ
- 了解っ よしなに頼む よ私は
- 帰宅して 仮眠をとった ほうがいい
- 吸血鬼 体質にもっ 限界は
- 本題が あるか枕が ねーじゃねー
- したとかー そういう話 は聞かない
- 先生が 引退してい るわけだし
- 現実に 変わりはないっ カレンちゃん
- 仲間とは うまくやってい るのかーっ
- 活動し ていたファイアー シスターズ
- パートナー という後釜 を狙って
- 自意識と 自意識過剰 はよっぽど
- 努力家の スーパースター にありがち
- 誰にでも できると信じ ているふし
- 現状は そんなっ努力 信仰で
- 信仰で 形成された ふしなのだ
- 作られて ないってことに なるのかな
- なりたての 私の目がっ この町の
- スーサイド マスターさんを 通過させ
- 進展で はなく後退 でしょうかっ
- 総当たり ローラー調査 が終わった
- 全員の 無事が確認 できたそう
- 吸血鬼 なんていないと いうことが
- 振り出しに 戻るっはいっ 家の鍵
- 家の鍵 なんでも自由 に使って
- どうやらー 女子バスケット ボール部の
- 結界を 張ってきたから 万が一
- 万が一 バトル展開 になったと
- カンバルの 家にっ私 がこうして
- シノブ様 わがあるじ様 わたくしめ
- 生きている うちに意見が 変わったり
- 正しさを しったりーする わけじゃない
- きたからな そもそも怪異 は不死身で
- 吸血鬼 だった頃のっ キスショット
- ブレードは この質問に 即答し
- 即答し たっ食料と 即答し
- 肉を血で 煮込みっ骨で かき回せ
- また死んで しまったらしい お互いっ
#13
- 所持品が 発見された 所持品っ
- 下校して 行方不明に なったのか
- 線もない この部屋ほどじゃ ないにして
- 邪魔なもの をっ適当に 押し込んだ
- 解決が 難航してい たというの
- 電源は 当然オフに なっていた
- 情報が 相手にバレた ということ
- どころかっ それは最悪 のニュースだ
- 同一の 吸血犯に 血を吸われ
- 問題は その吸血鬼 遺伝子が
- 遺伝子と ほぼほぼ一致 したことだ
- だとしても もしもミイラ化 した彼女
- 勢いで リバウンドする からねーっ
- 否定する 材料だって あるんだっ
- スーサイド マスター自身 がミイラ化
- 俺様は 貴様に礼を 言いたくて
- また死んで しまったらしい 俺様を
- ブレードを 蘇らせて くれたこと
- 疑いに ついては否定 しておるぞ
- 帰りてー んだがなんだか きなくせー
- お手並みを 拝見させて ほしいって
- るいえんは 僕のるいえん ですからっ
- させなくちゃ いけないことが スーサイド
- いたんです かっあなたほど の存在
- ねーなーっ 誰かが勝手 に埋めたん
- 俺様も あんな死に方 をしたのは
- 変なもん 食ったっえーと 日本語で
- 粉々に なってどうやら また死んで
- 自滅だっ そこの神様 が仕掛けた
- 迷わすっ 進路妨害 の結界
- 俺様は 完全体を 見かけだけ
- 心配を かけることしか できないだ
- 食材に 対する敬意 がねーよな
- わかんなく てよ食材へ の感謝っ
- 俺様は いただきますを 言うべきだ
- それなのに 最初に時点 でミイラ化
- 念頭に 置くべきだった 知っちゃいた
- わかったっ 食中毒に 陥りっ
- していない 吸血鬼化に 失敗し
- チグハグで 噛み合わなかっ た理由が
- 連続で 狙うなんてー エチケット
- だとすれば むしろしっくり 来る否っ
- だとすれば もっとしっくり 来る動機
- 居ることに こんな状況 になるまで
- ロッカーに そんな私物を 押し込んで
- メッセージ あるいは署名 にしたって
- もくろんだ 人間らしく 単語帳
- だったのか すくなくともっ エフシーの
- もう一つ 違う方向 に向けさせ
- 犯罪っ こんがらがって いた部分
- 実際に 被害にあった 時系列
- 真相だ へーそうなんだ こりこうな
- スッている 最初の時点 では被害
- 切り替わる 構図っ誰が 悪いのか
- 狙うのは 誰だと思う こよみんっ
- ですよねっ だからーそこを 先回り
- 限らない しっ知っていて もあきまで
- きたのがっ 若干不安 なんですが
- 結界は 檻に近いっ 神と鬼
- 明らかに 吸血鬼化を 利用して
- 本人に とってプラスに なっている
- 失敗し ているいうなら 未遂だっ
- 眷属化 だよっ忠実 なる奴隷
- 先輩だ 嘘っアララギ 先輩っ
- 友達の センジョウガハラ 先輩の
- カンバルっ お前が音頭 をとるなっ
- 知らないよ はじめましてっ あはははは
- 挨拶も まだのごふけい のパジャマを
- 我が家には 今現在っ 女物
#14
- センターっ 好きなプレイっ ブロックっ
- あーいやっ もしかするとっ だとすると
- 5つから 共通点を 探すので
- 間違いっ 間違い探し あるいはっ
- あーそうか そういうことか カンバルに
- 思い出す ベニコと交わし た会話も
- ようようっ そっちじゃなくて こっちだぜ
- けんざいに やっているよう で俺様
- そちらこそ けんざいそうね ちゃんと埋め
- 死んだのは あなたが勝手 に死んだん
- とはいえっ 勝手に名前 を使った
- 時点では 特に悪意を 持って埋め
- スーサイド マスターハード でクールな
- 俺様に 食われたがった のかあーっ
- したなんて ことはぶちまけ てねーよっ
- ミイラ化し ちまうってのは 予想外
- 俺様も 感傷的に なっちまっ
- 食われるを 加害被害の 視点でし
- 崇高な 理念を持って 吸血鬼
- 安心し たぜっ貴様は どうだーっ
- 人間を 食い散らかして やり遂げた
- いいもんじゃ ねーよ年貢の 納めどき
- いるのはっ 失望じゃなく て絶望
- いいところ なんかねーがっ いい話
- どちらかと いえばっこれは 商談だ
- 今ならば まだ人間に 戻れるっ
- ないわよっ 最悪だって 言っただろ
- 言っただろ 言葉のあやと 日本語の
- いうのなら 俺様の血を 吸うだけで
- 強力で より恐ろしい 吸血鬼
- どうするっ あなたに何の 得がある
- 商談は 一挙両得 が基本だ
- このままっ 飢え死にだよっ 拒食症
- 願望っ てわけ吸血 鬼の死因
- 俺様が 自殺したいと 思う前
- 選ばれた わけ選ぶのは 貴様だよ
- 確認し たからな思い 残すこと
- わかったわ 殺してあげる これで貸し
- ふうていも 一様になる いうならっ
- ミイラをー 貼交(はりまぜ)ちゃんと 判断し
- 自分だと 思わせること ができるん
- いるのかは どのミイラにも 平等に
- 明白に ガエンさんたち 捜査陣
- どうやって ガエンさんたち の存在
- メニコとの 会話がヒント になったっ
- 制服や スクールバッグ とともにっ
- いうならっ 監視カメラと 盗聴器
- し続ける その手のアプリ はいくらで
- 第一の ミイラの時点 でアプリを
- 打たないと 襲撃された 順番で
- 残せない さらに重要 なことにっ
- しなければ いつかは電池 が切れるっ
- マスターを 復活させる ための場所
- 犯人は 知らないという ことである
- かねがねっ 例によってっ 人助け
- 事情をー 把握している ように僕
- やっぱりっ やりすぎだよっ やりすぎじゃ
- 戻してっ きみをー元に 戻してっ
- 思うんで しょうかー今の ほうが楽
- 襲ったん じゃなくて助け たんじゃない
- 乾いてっ 生きているのか 死んでいる
- いるのもっ 大学生に なったらっ
- なったらっ そんな気持ちも 忘れちゃい
- 何も無い じょしこうせいに 見えますか
- 選んだの だから私が 間違って
- ひよっこだ うちが相手に するほどの
- もんだぜー たしかに今の 俺様は
- 俺様は とても貴様の 標的と
- ところはっ 見逃したるし かなさそう
- 俺様と 貴様どっちが ラッキーだ
- 誰だよっ ハリマヤちゃんっ もしもーっ
- ためにもっ 特赦せざるを えなかった
- 人間に 戻さないとっ その4人
- 人間に 戻るためには 親殺し
- 僕がーっ 当事者だった 春休み
- そこはまた 日進月歩 でっふーん
- どうなった のっスーサイド マスターは
- 落ち着いた 別れ際はっ さっぱりし
- わからない まあ今生の 別れって
- そういえば シノブも何か 知っていて
- 知っていて 僕に黙って いることが
- いることが あるようだった しかし何
- ようだった しかしー何を 隠してい
- 放たれた こんなコメント に現れ
- 問いかけに 対する遅い 返答だ
- そもそもは そこがスタート だったはず
- 嘘だとか ごまかしだとか フェイクだと
- 結局ー 僕がまだまだ 子供って
- こっちから 連絡するわ それってー
- こよみんも 女子バスケット ボール部の
- しようって 計画にはっ 引き続き
- 喜んで 協力させて もらってる
- 事情をっ 考慮せざるを えなかった
- 考えて しまうし迷っ てしまうっ
- 思えない その独特の 返答に
- なるほどっ それが大人っ てことなら
- なろうとっ アララギコヨミ はいまだっ
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