川柳報告 - アニメ - 2024年4月頃~ - 狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF
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第1幕
- 見に行った 話はどうじゃ それ聞いた
- 豊作を 守るオオカミ がおったと
- 豊作に するようにとっ オオカミは
- オオカミは 村で大切 にされたん
- お話は それで終わりっ いやっんっ
- 親しみと 恐れを込めて 語られて
- オオカミが 恵んでくれる ものだなど
- うんっおー あんたはたしか えーとーっ
- 急がんと ヤレイに会えん かもしれん
- オオカミが 居るぞーそこに オオカミが
- 欲張りの 手からはホロが 逃げるぞー
- オオカミは 機嫌が悪い と不作を
- これほどの トレニー銀貨 を見るとは
- ヤレイもっ ロレンスさんと の再会
- 今夜はっ 泊まっていかれ ませんかっ
- おりまして またうかがった ときにでも
- たぐいかっ わっちに剣を 向けるとは
- 飽き足らず ぬしはわっちに オオカミの
- 人ならっ 俺はきょうかい にお前を
- 源だ からなきょうかい は嫌いじゃ
- 本当に 豊作の神 ホロならっ
- ホロならっ 俺に幸運 をもたらし
- 変えるのは 無理じゃっわっち の場合は
- それはーっ かまいませんが またどうし
- ロレンスっ ベッドはそちら に荷物は
- ごちそうだ なーっホロへの 供え物
- 迷信だ よっ麦畑 に住んでる
- とってもっ ただの祭りの 口実に
- 旧友に パスロエ村の 未来にっ
- 村長に 銀貨を見せて もらったよ
- かけだしの 行商人の 相手をし
- 商会が うちの村まで 買い付けに
- みたいんだ あの頃みたい にそうだな
- 来年も 再来年もー きっとこの
- オオカミは 関係ないっ そんなもの
- 要らないっ 今はきょうかい にたてつく
- ないっかっ わっちがどうか したかやっ
- 居たのかっ どこに隠れて いたっうん
- おるんじゃっ 収穫の時期 は最後に
- 恩人と いえば恩人 じゃなわっち
- 自分から 姿を見せろ と迫った
- 本当の 姿を見れば 人はいつ
- 来年も 再来年もっ この村は
- 信じたと してっうたぐり 深いのう
- 出るとして どこか行くあて はあるのか
- ふさわしい ぬしはなかなか の商人
- ありんすっ よもや脱げとは 言わぬじゃろ
- いいだろう これも何かの 縁だうん
- 継がせよう 楽な商売 してるわけ
- ところでっ うんっ2人で 座るとっ
第2幕
- ほかならぬ わっちのことよ んっふーっ
- どうしたっ もうすぐ雨が 来そうじゃっ
- 妻ですっ 顔に火傷が ありまして
- 山にはっ わっちのような 者が居て
- あのままが いいとかまあっ 本当に
- 売り込みに 行きたいんだっ 作物は
- 枯れるのが オチじゃ行くだけ 無駄という
- 商談に 差し障らない 程度には
- そのヒゲや わっちも良いと 思うんっ
- わかるかっ ただっこっちは もう少し
- 大広間 に行って服を 乾かそう
- 街にある その商会の 支店にっ
- やり取りを せずっ2つの 契約が
- やり方で 支払いをした ことがあり
- よいでしょう 毎年それで 口論に
- くださいっ 歓迎いたし ますええっ
- これでーっ 失礼します うふっまた
- なかなかの 人物だねー どこにでも
- 安心だ あっしの名前 はゼーレン
- ロレンスだ そちらはお連れ のかたです
- 助かるっ しかしこっちが 優先じゃ
- そういえば お前の耳は 嘘を聞き
- ありんせん がなー信じる 信じない
- どう思う 小僧暖炉の ある部屋で
- わっちから 見りゃーどっちも 小僧じゃが
- 新しく 発行される て噂が
- 大量に 集めておいて 新しい
- ついとると わっちは思う 何がどう
- なぜ嘘を つくかというそ の状況
- わっちから 見ればっぬしも また小僧
- 判断は 保留にしてっ とりあえず
- この余り の芋はわっちの ものじゃなっ
- まったくっ 朝から何を していたっ
- していたっ 早く目が覚め たので奴
- いやいやー わっちが北か ら来た頃
- 言わなんだ 自然は誰か が作れる
- そうですか 話に乗って いただける
- パッチオで 再会してー 正式な
- 着いたらー ヨーレンドって 酒場に来
- 農夫たち もっ時間には 正確だ
- 正確で はない空気に 正確な
- 喜びっ 夏の空気で 成長を
- 回転は 良いが経験 は足りんな
- あはははは ぬしの頭は ようめぐる
- それはなー 人の頭を 食べてその
- ひよっこじゃ わっちの相手 にはなりん
- オオカミに 襲われたこと は無いんか
- 怒っとる 怒っているっ だから二度
- オオカミと イヌの手ごわさ の違いじゃ
- 知りんせん 人は恐怖の 対象じゃ
- 来たときっ わっちらはどう 動くべき
第3幕
- この町に もっパスロエの 人間が
- 言い伝え くらい残って いるだろう
- 美しい 娘の姿 で現れ
- 来年の 麦の豊作 を約束
- 特徴が 全部伝わっ てるじゃない
- ありそうじゃ いいリンゴだな じゃろっじつ
- 財産の 半分以上 をかけてい
- せんぱくに 乗るなせんぱく 契約を
- 好きなだけ 買えと言ったの はぬしじゃろ
- わっちのじゃ もとはっ俺の カネじゃろう
- 貪欲は 多くのものを 失うが
- 来る途中 もっと大きな 建物が
- 支店だっ つまりよそ者 であること
- 買い取りに 高値をつけて いるそして
- 様々な 町に支店を 持つゆえに
- 国境を 越える商売 をしておる
- 鋭いっ その通りだっ ゼーレンと
- 話もっ 裏が取れれば と思って
- 取引な のにっ名前を 覚えてい
- 豊作で テンの入荷が 少ないの
- うんこれは なかなか見ない 粒ぞろい
- ございます ではー今後の しんこうも
- わからんっ どんなもんじゃっ 上々じゃ
- 商人と 見受けられるが いやだから
- ぬしさまよ 匂いをかいで 見てくれる
- 果物の 香りでしょうか いかにもっ
- 良いものを 食っておるから 体から
- それほどの テンの毛皮じゃ はぐときは
- その上っ このかぐわしき 香りじゃー
- 芳香を 放つ毛皮で 作られた
- いかような 値段でこれを 買い取って
- それではっ トレニー銀貨 200枚
- 方法じゃ わっちが思い ついたわけ
- 言わんがっ 向こうもこんな 方法が
- 騙された ときに怒って いるようじゃ
- ゼーレンの 話にどんな からくりが
- 取引も 儲かったよう ですねまあ
- 切り上がる という話を 売るかわり
- 絶対は ありませんしっ だろうなっ
- お願いし まーすずいぶん 控えめだ
- かわりにっ 損害分に 関しては
- 10枚を 返すだけでっ 不問にし
- おおいちの 3日前でっ お願いし
- 切り上げは 年内に来る はずですっ
- では明日 こうしょうにんの ところでっ
- もういいっ 寝るっ正しい 選択だ
- 新しい 国ができては 没落し
- 教会が やたら発行 するしかも
- もとはニセ トレニー銀貨 と呼ばれて
- 大儲け してくださいよ 奥様も
- このあたり ではっなかなか 信用度
- 実際に 含まれている 銀や金
- 価値よりも 高い信用 がなければ
- 取引に 使われないん だなるほど
- 貨幣にっ 自国の市場 を席巻
- あるとああ だからお前の 見立てとは
- なんじゃーっ わっちが怒る と思った
- 思われた ことに対して なら怒る
- 知り合いの 両替商が 店を出し
- 変化には みなが敏感 だからだっ
- ところだっ ワイズっ久し ぶりだなっ
- ロレンスっ お初にお目に かかります
- お名前は わっちの名前 はホロホロ
- じっくりと 時間をかけて ねーワイズ
- わかるのか どうぞどうぞっ ぬしさまは
- 置いといて 俺と食事に 面白い
- でっ銀の 順序は上がっ ていたのか
- いうことは 純度が下がっ ているなー
- 簡単だ 古い貨幣を 買い占めて
- 難しい あるとすればっ 一時的
- くふっぬし 騙されたんじゃ ないかやー
- することは 無いっそういう ことか人
- ただなーっ 銀貨の純度 が下がると
- 取引じゃ 偶然かのう わっちらも
- 見る森は また違うもの 支店をっ
- 利益はっ 直接相手 をした者
- 手間賃を 目当てに妙な 取引を
- 仕組みがっ なにかひらめい たようじゃな
第4幕
- この店を 気に入ったって わけですか
- ありがてー あっしみたいな 駆け出しに
- 確認し ましたっうちの 人間を
- お話の 裏が取れれば よいですな
- 最初はー 半信半疑 でしたがっ
- 出すという カラクリですな 裏側に
- 大量の 銀貨を手元 に集める
- 商会の 上の人間 にも話し
- 動けんと 設けは水の 泡じゃろっ
- 思い出し てのうっ俺を 見てかいや
- 一線を 引かずにわっち と親しく
- 初めての 友人じゃった 本当に
- あったーっ 気がするんじゃが 頭から
- 重要な ことだった気が するんじゃが
- 重要な ことならっまた 思い出す
- 思い出す じゃろうっそれも そうじゃなー
- ゼーレンの 背後関係 が掴めた
- 後ろには メディオ商会 がついてい
- だけではっ ロレンスさんの 描いてい
- はずですっ その特定に は至って
- どうにでも なりますそれで は分け前
- 動くかも しれん商会 の利益が
- まあうまく いっているよう でよかった
- 心配で のうっどういう 意味だその
- 酔いも覚め たーっなかなか 上手いのう
- 持つことは 行商人の 夢だから
- 気心の しれた友人 もできるし
- ないとなー 奴ならきっと 喜んで
- 来るかもな わっちはちょっと 困りんす
- 続けるか 新たな連れを 見つけねば
- ないしなっ 本当かやっ うふっ嘘
- 夢を見る 夢っわっちが 目を覚まし
- だからなっ わっちは旅に 出たんじゃっ
- うなされる 面目ないっ あーあ顔
- 寝るかなっ ろうそく代も 無駄になる
- 無駄になる 商人らしい 考えじゃ
- 挟もうと いうんじゃ敵も 警戒し
- 落ち着いて から取り戻せ ばよいじゃろ
- 熱いなっ わっちが宿る 麦じゃから
- 買い物に 行こういきなり なんじゃーっ
- わかったっ 買ってやるよっ 約束じゃ
- 大通り に出て奴らを 引き付ける
- 商会に 知られておろう わっちらが
- わっちらが 切り捨てられん ためにはっ
- オオカミに するつもりかや バカいうな
- 信じてる 必ず迎え に来てくれ
- 通りだっ 1人相手は 2人居る
- ロレンスだ 助けてくれっ 追われてる
- こうしゃくの 持ち物であり 敷地内
- いうことは たいこうへいか のだいざを
- 何よりっ 助けてくれた 礼が言い
- 思います 私がこちら に商談
- 無理矢理と いった様子で 連れられて
- ようにとっ おとりになって なるほどっ
- それはーっ ちょっとおかしく ないでしょう
- 落ち着いて ください何か がおかしい
- 我々は 既に銀貨を 集めてい
- 我々が 把握している ということ
- 話でー わが商会が 動くはず
- ないのです こちらもかなり の金額
- 利益とっ ロレンスさんに 恨まれる
- 見えますっ ですがそのせい で思考を
- 申し訳 ないっいいえっ 私もっ
- 当然っ メディオ商会 もわかって
- 交渉の 材料になる と思って
- 我々が 目の前にして いる儲け
- 投げ込まれ ました一連 の関係
- 申し訳 ありませんがっ 先にそれ
- きょうかいの 扉は常に 開かれて
第5幕
- オオカミの 化身ですとっ だとすると
- きょうかいに 連れていかれた くなければ
- 我々は 既に値上がり するはずの
- きょうかいに 踏み込まれたら 我々は
- そうなれば ロレンスさんは お困りに
- 最悪っ こちらに不利な 証言を
- 特権を 引き出せること ですよねっ
- 枚数を 増やそうという のですから
- くらいにっ 王家はカネに 困ってい
- 管理権 など特権を 我々に
- 今回の 銀貨買い付け で得られる
- かければっ メディオ商会 も告発
- 我々が きょうかいに目を つけられた
- 我々が 先に契約 を交わせば
- 乗ってくる はずですメディオ 商会が
- いませんっ その根拠はっ これは王
- 十分な 銀貨を手にし ていればっ
- 集まって いないのですっ なるほどっ
- どのように 動くおつもり ですかホロ
- 終えるまで 逃げ続けます 無茶な逃げ
- 間にっ 銀貨を集め まくってっ
- 今回の ことは私を 逃がすため
- 行った として帰って くるのはっ
- 商会の 者が闇討ち されたりっ
- 町に行き いざというとき に備えて
- 人間を 把握してから 商談に
- その点は 残念ですっ ご無事とっ
- 把握され ましたか地下に 入ったら
- 準備まで してるとはなっ 墓を掘る
- 脱税の ために地下道 を掘ってる
- 遅すぎる まさかっ場所を 間違えた
- ぬしの分 ちゃっちゃと持って 奥へおっ
- 驚きが つきものですね うっふふふ
- 情報を 仲間に伝え てから町
- 何よりだ 無事で何より じゃとっああ
- 者の名を わっちは全て 言うことが
- 当たり前 じゃろうっあんな 穴ぼこの
- 無事だった んだろう無事で よかったっ
- 例外が おったわっちを 捕まえた
- そのときー すぐに頭に 浮かんだん
- やればいい そっちのほうが 思い切り
- 儲かれば なんでもいいっ 笑うのは
- 笑うのは カネが入って から泣くの
- んーメスの 特権じゃろっ 到着し
- まだですっ メディオ商会 の後ろに
- 先ですっ マールハイト氏 に伝えて
- 思いまし たよあなたがた を見ててね
- ズルいぞっ そんなわっちも 可愛いじゃ
第6幕
- 空気がっ かすかに震え ておるおっ
- ほうはなっ だがっ戻れば 迷路だっ
- 悪そうな 鳴き声じゃーっ まあぬしよ
- 探したら たまたま見つけ たんだろう
- 売ったぞー 今更逃げて も無駄だー
- 商会が 潰せるんだっ なるほどっ
- 追い詰めろ こっちにはまだ 来てないぞ
- 完全に のびちまってる 後を追う
- 眠かった だけだしっかり してくれる
- もう少し なんじゃっいやっ 気付いてい
- 本当に お前とはなっ ロレンスっ
- 大それた 取引をする ようになる
- その上っ 麦に関する 関税の
- お前なら 取引に来る 証人に
- オオカミに 会いにわざわざ ここまで来
- 化身がっ そいつをこっち に渡せっ
- 莫大な 利益を生むっ 村人は
- 同様だ 重い関税 のせいでっ
- お前にっ 優先的に 麦の買い
- 夢だった 自分の店も すぐに手に
- 契約を 結んじまった からなーっ
- 契約を ほごにすること は俺には
- 付き合いに なってしまった なロレンス
- もういいっ 少し痛むか もしれんが
- なんだろう がっ弁償し てもらうぞ
- 追いかけて きたのもりまで 追いかけて
- 騒ぎがー ちかどうないで 起こったの
- オオカミが ロレンスさんを 守ってっ
- そこにはっ お連れのかたの お姿が
- お姿が 俺を守って それでホロ
- ああそれが あなたをここに 運び込む
- ありません それはよかった 我々が
- 大胆に 銀の切り下げ を行う
- 契約に よればお渡し するのはっ
- 相違ーっ ありませんねっ ご確認
- 関税っ それに契約 そのものに
- かわりにっ せめてー銀貨 買収の
- 残念な 結果でしたっ 商売に
- いうのはー 良いほうにもっ 起こります
- こちらをっ これはっメディオ 商会は
- 1000枚も いいのですかっ ええ安い
- 軽いしー かさばらないし 胡椒これ
- ありません 最近よんだ ぎきょくをっ
- きょうかいが 商会向けに 商売の
- 商人は 命欲しさに うら若い
- 女中やっ 太ったげなん を差し出し
- 早速っ その子を悪魔 に差し出し
- 目の前に 居ますっ来る日 も来る日も
- 今後とも 良い関係を 築きたい
- おきますっ 仕事がっあり ますのでっ
- ローブにっ 絹の腰布 旅行用
- きたのもり まで取り立てに 来られては
- 帰るのは 借りを返して からじゃふっ
第7幕
- 食っただろ あんな硬くて まずいパン
- オスとして 名誉に思わ んのかやっ
- それでーっ 次の町まで どれくらい
- 新鮮な 牛か羊に かぶりつき
- 当分っ 甘い匂いで さえも嗅ぎ
- 加工して もらうのもタダ じゃないんだ
- 500年 早いっ質素 倹約に
- じゃからなっ 説教なんて 難しい
- いるんだっ リュビンハイゲン と言ったか
- 討伐の せいきしだんを 率いたー
- 左腕 わっちが噛んだ のは尻じゃ
- 立ったから そやつの尻に 噛みついて
- 後世に 残せないなー あっしかし
- そうだなっ さて商会へ 行くかうむ
- いたがーっ 今はどこから いても町
- 退屈な 町じゃ見せつけ がいも無い
- どうだろう なーっそろそろ 冬に向け
- 流し込み 最後にショウガ を少しっ
- きょうかいが 禁止しようか と協議し
- わかったよ 買ってやるよっ 絶対じゃ
- ゆうのはっ 普通の顔を して町に
- まじゅつしが 住み着きだした そうですー
- お願いし ますっそれでっ 本日は
- はかりはっ お持ちですかー いえ持って
- 水がーっ よろしいですか それともー
- ところから 旅をしてきた コショウだー
- 6分の 5枚こちらが 相場です
- 目の前の ものが傾い ていんすっ
- 飲んだのは 水かぶどう酒 かわっちが
- にぎやかな 酒場の主人 ほど酒を
- 同様っ 酒に酔ってい たようです
- そうですね 信用買いで その倍の
- 相殺を すればっすぐに 借りたカネ
- 干し肉が あればわっちは ご機嫌じゃ
- 気がつくな わっちは器量 も尻尾の
- ホロの奴 まだっ戻って ないのかっ
- オオカミを 崇めていたー その町は
- 呆れるな さーてっ腹も 膨れたし
- したことは あるかーよもや 足し算が
- おかげでっ かなりの儲け が出るんじゃ
- 借金を 返してほしい のかやーっ
- 返したら わっちは自由 の身じゃから
- 借金は 返済期限 を決めてい
- 一番の 売れ筋なんだ ではかなり
- そのせいで 自然と利率 は下がるっ
- よかろうっ リュビンハイゲン とポロソン
- 店なんか すぐなんだがな 何か無い
- たとえばー 宝石とかー 金とかー
- 限っては あまり儲から ないんだよ
- 欲しくない のかなっいやっ きょうかいと
- 関税が かなり優遇 されるから
- その上っ リュビンハイゲン のせいどう
- よかろうっ それができれば みなやって
- この道の 先にっ北に 居るはずの
- 居ないなー 噂の力 は思いの
- 強いから のうオオカミは 居そうかっ
- 逃げるのは 向こうの仕事 じゃーわっち
- 儀式だっ これであいつは まじゅつしで
- ロレンスっ あっちは旅の 連れのホロ
第8幕
- 祝福に よりっ大地の 精霊の
- ありがとう ございましたっ こちらこそ
- ではっあの リュビンハイゲン に行かれる
- なんなりと それとも何か ご入用
- せっかくの 申し出ですが あっいえっ
- 可愛いっ そうじゃなくてっ 腕前の
- わっちなら 羊を狩れる じゃが並の
- いうのはっ 賢い犬を 持ちっその
- 本当に 雇うのかやっ あーそんな
- ことじゃろう それで問題 ないのかや
- 悪いがっ 少し辛抱 してくれな
- ほんとにっ 単にオオカミ の護衛と
- いいことは いいが問題 は違うじゃ
- お願いし ますこちらこそ お名前を
- 長いこと 羊飼いをっ まだ4年
- 頃からっ 常々自分 で仕事が
- ケガだらけ だったんですよ オオカミに
- いたんです なるほどしかし 羊飼い
- こんなこと しないでしょうっ えっとその
- えっとその 誰かと話 がしたくて
- しれません ねーっ縄張り 争いも
- 居ますから オオカミだらけ の場所しか
- 言いません ですねーあのっ すみません
- 腕ならっ もっとたくさん の羊を
- だなんてっ そんなっとても できません
- 損得で 考えがちで あっいえっ
- でしたらー 仕事に困ら なくて良い
- 気遣って もらっています しなるほど
- きょうかいが 無くなることは ありません
- ありません すると仕事に 困ること
- とりあえず リュビンハイゲン の商人
- ことかやー ノーラアレント だそうだー
- ようじゃなっ 向こうが話し たいという
- 無いだろう それに久々 に普通の
- 好かれては 徐々に好かれる 楽しみが
- 笑ったっ 気が済んだかっ うむぬしも
- 約束の 40トリエ ですですが
- ありつける こともあります からねはー
- あそこはー 危険な森を 抜けるかっ
- 怖気づく 危険な道だ というのに
- おかわりじゃ まいどありーっ はいビール
- そのかわり 油断ならない 街だがな
- そのときは 開き直れば よいぬしを
- 違いねー うちにじいさま も最近
- 信じられ るのはきょうかい だけだから
- 騎士たちは 鎧兜で 身を守る
- 身を守る それが商業 組合っ
- 同郷の 商人たちの 組合に
- とってはっ 故郷みたいな ものかなっ
- ないのかや そういう場合 は結婚
- 大人しく 待っていればっ 甘いパン
- しょうかんを うろうろしてる とはまとも
- 指先を 黒いインクで 少しだけ
- わかりまし たよっ私は 偉大なる
- では来たら 伝えるように ポロソンの
第9幕
- 組合に 属しているー 証明書
- 娘っ子 にーっ逃げられ ちまうぞー
- 見返りが 無ければ投資 はしません
- わかるかっ きょうかいですか うーんあの
- いかにもー お前好みの 娘っ子
- 商品の 買取先はー 決まってい
- 呼びよるっ あんまり相手 をするなよ
- 見返りを 期待しておる か知らぬが
- ようじゃなー あの貧相な 感じかや
- ちょっと待て ヤコブ館長 が言ったの
- でも別に それでお前の ことをよく
- 商人じゃ ならばわっちに 何を見せ
- ないかやー 素直にねだれ と言ったん
- 怒らんで くれるー嬉し かったのは
- わかったっ 怒っていいっ これでいい
- はぐれたら 困るからなっ ふふーんっ
- 安全な ところへ変えて はいただけ
- 神からの 贈り物です これからも
- 目前に してっ気分が 高揚し
- 動物の 狩りと俺たち 商人の
- ぬしは今 借金をして おるんじゃろ
- そんなこと したら誰かに 食べられて
- ほしくばっ せいぜいわっち の機嫌を
- 今回は 仕入先とー 取引を
- 債権を 譲渡されたん ですよんっ
- 借金を 抱えているっ 一言で
- 一言で いえばっ破産 したんです
- 支払って いただきたいっ でなければ
- 荷物がっ ゴミになったっ そうか逃げ
- 等しいっ どこに居てもっ 商売を
- 食われると いうのが相場 というもの
- 借金を 叩き返せば いい仕切り
- なるじゃろう ああっ食費が 浮くだけで
- この麦の 力を使っ てでもぬし
- 約束は 必ず守る それとはー
- しょうかんは いわば商人 の故郷だ
- 絶対に 余計なことは 言うなうむ
- べっぴんが どこの誰かと いうことだ
- 釣り上げて 210枚 で売りつけ
- 見返りが 無ければ投資 しないとっ
- きょうかいへ 行って離婚を するように
- ときよりっ お前みたいな のが居るん
- 連れ出しっ 色々うまく やりやがる
- 書いてある しなー賢明 な判断
- 遠慮なく 話を進め ようかうん
- 同情は しないお前が 欲をかい
- ケガをした それで負債を 背負うこと
- しょうかんの 名誉にかけて 助けるが
- 組合と してもお前に カネを貸す
- できないっ まわりに示し がつかない
- ついている から躊躇なく 取り立てに
- 鉱山で 穴を掘っても いいただし
- 何かーっ 協力できる ことがあれ
- 考える よりも先にっ 試すこと
- そうですか ご無理を言って すみません
- ないかーっ それも結構 な金額
- 見通しが 甘く商品 の暴落
- 真っ青じゃ 一回宿に お前さえ
第10幕
- しつこいな そんなにカネが 欲しいのか
- ならないが もうっ俺には どうしよう
- どうやって 集めたんじゃっ 聞きたいか
- 怒らぬっ わっちはわっち はあそこで
- そうじゃろう ぬしはわっちを 連れていた
- このっもう 信じられぬっ 信じられ
- ありんすっ 今はどっちだ と思うっ
- 世の中に どれだけおると 思うぬし
- 何をして るんじゃお前が やらせたん
- 嬉しいが 場合によって は互いに
- 人間は えてして無謀 な計画
- 密輸をっ 凄腕の者 に任せた
- 連中は わざわざ金の 密輸など
- 十分に 設けているっ 凄腕で
- 腕が立つ ならっこの街 じゃ仕事に
- 薄給で しかもっカネを 必要と
- あなたがた だけでー密輸 をされたら
- 一つはっ 私がこちら の商会
- 一つはっ 私の手元 にあるカネ
- 担保にっ 話を信じ ていただき
- 買い付ける ための資金を 出資して
- 耳が良く 内緒話も 筒抜けじゃ
- 暴落で 大損害を こうむった
- 人聞きが 悪いな何か 違うのか
- じゃからなー わっちがかわり に小娘
- 小娘を 丸め込んでも よい少し
- してるのか 別にさっきの 商談で
- わからない 十分役に 立ってくれ
- 取り付ける それにっこんな ことにまで
- 思ったの にーっ危ない 危ないっ
- 引っかかる ところだったっ こんにちは
- それであの 実は仕事の 依頼をっ
- なんなので はいっ再会 を祝して
- 仕事はっ 羊を連れて 歩くこと
- それこそっ 利益に見合う 程度には
- あーそうだ ノーラさんはっ この街の
- この街は 大きいからっ ほかの街
- 通すほど 彼らはいきょう の魔術を
- 続けるで しょうっ毎日 毎日っ
- 毎日っ いきょうの者で はないのか
- 似たような 目にあったこと があります
- きょうかいは 豚より劣る ハッそこで
- きょうかいを ちょっと困らせ てお金を
- 行って いますっはいっ 我々は
- 我々は 羊の腹の 中に金
- 大量に そしてバレずに この街に
- 街ではっ 菌がべらぼう な値段と
- ラムトラと 最短距離で 結ぶこと
- 最大の 資金源はっ 寄付金と
- ぬしよーっ もっと喜ん だらどうか
- 同然だ 不利な契約 は結ばれ
- 言いたくは ありませんがっ あれはよき
- ぬしもまあ それほど悪く ありんせん
- 楽しみに 待っておるまあ 全員が
- 全員が 笑える結果 になるよう
- なるように 努力するしか ない妥当
- お人好し じゃなーっダメか まさかーっ
第11幕
- それではっ 早速まいり ましょうえー
- 取るんです 夜羊たち が襲われ
- 街までー 無事にお届け しますから
- オオカミー 大丈夫かと 思うかっ
- 本当に わかりんせんっ 今は森
- 気がついて とっくに牙を といでおる
- あの犬っ わっちのことに 気がついて
- 腹の立つ 視線を向けて きおったわ
- 乗らぬがな ノーラは気付い ているんだ
- 俺たちは 口をつぐめば 逃げられる
- 本当に あの小娘に 甘いのう
- そこからは 私の仕事 ですねでは
- くださいっ 何事ですっ 下がってっ
- 妙じゃなっ オオカミ以外 の何者
- それくらい にっ半分は 本気じゃっ
- ようなので うふふ偶然 でありんす
- ふふふふふ 遠慮は要らぬ 言ってみよ
- 聞くのはっ おかしいことで ありんすっ
- こっちから かまってやらぬ と寂しさ
- 寂しさで 死んでしまうっ そんなわけ
- たまたまで ありんす私 ホロさんは
- ものすごく ホロさんのこと を意識し
- そやつをっ とても大切 にしておる
- 男には たまにはそっけ なくしなけ
- それがよき 手綱となるっ この先っ
- ただ今は 褒められるだけ 褒めてあげ
- うまくいく にせよ失敗 するにせよ
- 食べさせっ しえきのもんを くぐるはい
- 狡猾に 獲物を狙う 小娘は
- 最近の 若い者はと 言うそうじゃ
- そのあとっ ぬしもしばらく 離れとれ
- オオカミで はない奴らの 狙いはっ
- するものじゃ ここはわっちが 面倒を
- 動かぬっ ぬしはわっちの 相棒じゃ
- そのときは みんな金持ち じゃご武運
- わかるじゃろ 負けたら承知 しないぞっ
- あっそうじゃ これ預かっと いてくれる
- 死だなんて そんなっまあっ 失礼し
- あっはいっ ご無事だったん ですねええ
- 保険です よっ我々も 崖っぷち
- 考える とっ本当に 気が滅入る
- 縛ってっ 放り出しとい たらどうだ
- この森を 抜けてくるよう な娘だ
- 気が重い あんな娘を 手にかけれ
第12幕
- 感動の 再会かやっ ホロひどい
- 遠からず 迎えに行った というにっ
- 我慢した わっちはヨイツ の賢狼
- 許すこと ができるお前 それはもう
- ことかやっ ぬしはマヌケな 愚か者
- まったくっ なんてアホじゃっ どうしよう
- リーベルト たちだレベリオ 商会は
- お前なら たとえ100人 武装して
- できないっ もちろん礼は するどんな
- 保証せん それで了承 してくれる
- まだかやっ ああっ見事な 尻尾じゃっ
- 引っ張った ところで痛く もないから
- 絶対に 落ちないように するぬしよ
- 飛び越える そしたらさっさ と飛び降り
- 羊飼い 俺を守れっ 守るんだ
- ノラさんっ 無事でよかった どうしてー
- 人たちが 言ってましたっ お二人は
- 報酬が 多すぎるんだ このままで
- レベリオは どうにかしろと 言ったどう
- 算段も していましたっ 少し変
- この金(きん)を そのまま貰っ て逃げても
- また事実 そしてっこれを 持ち去られ
- ならないっ それにこいつら に仕返し
- たくさんの 終わらせ方が あるだろう
- 居なければ 俺は今頃 死んでいる
- もうよいっ わっちの旅の 道連れは
- さてぬしよ なんだ本当 のところを
- その金(きん)を どうするかはっ ノーラさん
- いいところ 100だ小娘 と山分け
- レミリオは 相当切羽 詰まってい
- どうにかと いうくらいにっ ふーん俺
- だからこそ こんな話に 乗ってきた
- 呆れたっ ああっレミリオ 商会を
- 頭でも 思いつかぬな 商人は
- 救うだけ じゃないレミリオ 商会に
- この先は 俺に任せて ほしいなー
- さいけんの 目処がついたら もう100だ
- 諸々で まあとんとんて とこだなっ
- ぬしはんっ ぬしは覚えて いるかやっ
- だがぬしは どちらかの名を 呼んだはず
- 確実に 俺はお前の 名を呼んだ
- なぜならっ なぜならお前 の名前の
第13幕
- 成功し ました私の 商人と
- 今日はーっ 心ゆくまで 食べて飲み
- 羊飼い だからですよっ そんなこと
- 切りましよう はいありがとう ございます
- 岩塩を 見つけるとはっ 知りません
- 街にはっ 羊を使っ た拷問
- なんという 名前の街か は失念
- 舐めさせる んですよえーっ 羊にー
- 集まって きて困ること があります
- 融通が 効かないところ があってっ
- とするとっ やはり彼らを 導くっ
- 顔色が なんでもないっ ちょっとあっ
- あさっての 区別も無いっ ときおりっ
- 収穫の 祭り2回の 種まきの
- ときだけっ それに比べて 旅という
- じゃがっもう それらを思い 出す余裕
- いたのもっ 連れと出会って すぐまでの
- いやっでも すべて悪いの はあっちじゃ
- 羊飼い のっ貧相な 体つき
- 居ないとは いよいよ役に 立たぬオス
- 風邪とかー なんか病じゃ ないんだろ
- ありんせん ああっ賢狼 だからなっ
- だからなっ そこのところは 抜かり無い
- ところだが やっぱり熱が あるなーっ
- 人間で いうとっちょっと 言えぬうん
- 看病と いえばっ舐めて 毛づくろい
- でっそれは どんなものじゃっ 病とは
- 病とは ヒトの体の 釣り合いが
- 疲れとか よくない空気 とかあとは
- 釣り合いを 取り戻すこと で治せる
- 体には あついつめたい 乾いてい
- 食べ物に よって調節 することが
- 良かったん じゃがっそれじゃあ ダメなんだ
- 冷たいが 医術の上で は乾いて
- いるからっ 湿らせないと いけないっ
- そのために 飲み物である 必要が
- あついから それを薄めて 冷まさない
- それでーっ わっちはほかに 何を食べ
- 取り戻す ふーん走った あとは喉
- 乾くだろ しかし湿り気 は体を
- それでよい わっちはそれが 食べたいっ
- たくっでっ りんご酒はもう いいのかっ
- 大盛りで なーっわかった わかったっ
- 見るんじゃっ 故郷の夢っ それからっ
- 上に立つ 存在として その責を
- 崇められ 役に立つから 尊ばれ
- 見放せぬ ばかりにっその 檻の中
- ないのにっ 頼まれたわけ でもないの
- 絶対に こんな親しみ に溢れた
- 知らずのっ 生意気な者 であっても
- 気がついて どうにかしんす んっまあっ
- おとなしく なってもいいと いう意味だ
- 焦ること はないこの街 を出たらっ
- たしかにっ 荷馬車の上は やかましい
- 献立も 相談しない といけない
- 閉まるとー 用意できなく なるからな
- かゆかーっ パンをひたした スープかっ
- だったかや 甘い香りと 濃い味が
- やすいから まともなやつは 午後になる
- ならまたっ ノーラに探し てもらうか
- いや単に お前のために いい乳を
- ないだろう ノーラは羊 飼いだがー
- お加減は いかがですかっ なに疲れ
- 最大の コツというのは 何かやっ
- そのあとっ 羊をうまく 扱える
- 続くんだ よねーもちろん じゃあもっと
- じゃあもっと もっとお話 聞かせてっ
- 探してっ 2人が次に 向かったの
第14幕
- 入れてくれ わっちの尻尾 をカイロと
- せいきょうと だがっ布教を するつもり
- 本当に 贈り物だと 思ったの
- 何かをっ期待していた だけじゃふふ
- 温かい メシが食えるん じゃなーもう
- 大丈夫 なのかやお前 の買い食い
- 結局っ リュビンハイゲン でお前に
- ところには 泊まるつもりだ それともっ
- かまわぬっ わっちもたまに は一人で
- 好きじゃから なーっか弱い のはぬしら
- だろうなっ 魚料理と 言われても
- こうそうと 焼いたりはーっ 色々だ
- 晩飯に するなんてのは どうかやっ
- 数匹ー わけていただけ ないかとっ
- 売る先が すべて決まって いるのです
- 見物に 宿はご予約 されました
- せいきょうと ですからフェルミ アマーティー
- ホロさんは はい一応は へんれきの
- はずですっ いえーっそんな お世話には
- 来るものだ 笑えるだろう んっうーむ
- わっちはっ 字が読めぬあれ そうなのか
- なったから 武具の扱い に注意し
- 1枚に 入る情報 が本当
- お料理を 楽しみにして いますねっ
- いい酒じゃ 故郷を思い 出すのうっ
- なんじゃーっ もっとっパッと したものを
- わけじゃない ほーうっ俺の 荷馬車には
- 繰り返し そんなセリフを 聞かされて
- この酒は ヨイツのものと 似ておるっ
- オオカミを 崇めていたー その町は
- 知らないぞ これしきの量 なんという
- ピレージっ バーオ邪魔した みたいだな
- 神様は たいてい美人 だというし
- くれたのか どうせここには 商売の
- 持ってきた んだ買い取って もらいたい
- ついでにっ 釘も売れるん じゃないかと
- 季節にっ 鋳潰すための 燃料を
- いいだろっ 助かるなーっ この時期は
- この時期は 現金払い が多くて
- いつまでっ 北に行きたい んでな雪
- わかったっ きっとアデーレ も喜ぶ
- もう2歳 になるお前が いつの間に
- 商売が できるってのは いいもんだ
- いつだって そうだろううん そうだなっ
- お前なー また二日酔い になるぞっ
- いい酒は いくら飲んでも 尾を引かぬ
- 知らぬかー 薄々そうで はないかと
- 見えるかや いやっ全く 見えないな
- 実はーっ 詳しく覚え ておらぬっ
- してもおい うーむ覚えて おる町の
- ニョッヒラか それならわかる しっておる
- パスルエと クメルスンまで の距離がっ
- ニョッヒラで 向こうが北だ としたらっ
- かかるなっ こんな話を していると
- 広すぎる それにっ雪が 降り出すと
- 方向は わかるんだろう そっそうじゃ
- 十分じゃ ニョッヒラまでは 案内し
- 考えて しまうっおいっ ぬしらはっ
- 1年は とても大事じゃ どうしても
- 当たり前 のことを忘れ ておったの
第15幕
- ねんだいき さっかーああっ この街に
- 記録して るんだぞ同じ ようなもん
- らしいぞー ちょっと話を 聞くだけだ
- また妙な ものに興味を 持ったなー
- いいだろう あっしょうかんに ギバトスっ
- 古株の 行商人が 居る恐れ
- あと俺は ニョッヒラに行く 予定なん
- 北からの 客にあっちの ほうの土地
- 着せてちゃー あとが怖いっ じゃあついで
- 腹減った そう言うだろう と思って
- 俺はいい 先に味見で 食べてきた
- ぬしよーっ もうー祭りに 行けるんじゃ
- やめてくれ ないかーケヘッ やはりぬし
- 仕方ない かやと思って のうぬしの
- 会うんだが わっちと一緒 だとまずい
- ありんせん まあっ一人で ブラブラし
- 一番じゃ からな安心 するがよい
- オオカミを 崇めていたっ その街は
- いうのです 本当だとは 限らない
- ところでー ロレンスさんは このあとー
- お話を うかがえればー 見聞も
- ご案内 いたしますよっ あーそんな
- ご案内 させてください そうですか
- 相談も ありましたので 顔を出し
- 今度はっ ロレンスさんも ご案内
- はいっそう なんですしかし ずいぶんと
- なるほどっ まだお若いの にいい趣味
- 思ったん ですっ私が 知っている
- そのときの ことを知らない ということ
- お話と してでもいいの で知りたく
- あのここに 住んでいるのは ええここは
- なくてもっ リュビンハイゲン あたりでは
- やくせきも 扱われるの ですかいえ
- ずいぶんと 居るんですねっ 毒の風
- いうのはー 儲かりますか 危険もっ
- 思われて いるようですが 実際は
- せずともっ 実に気のいい かたですよ
- バトスさん じゃないお久し ぶりですっ
- 神様に 好かれているん だねーあら
- こちらはー 行商人を されている
- バトスさん 話してないの あっうんっ
- 話かと 思ったのにっ ご冗談
- 商売の 話に来たら 叩き出し
- 理由から ヨイツの場所を 探してい
- 知っている ならー話が 早いわっ
- 身の丈は 見上げるほどに 高いなり
- 踊れりっ みめよく年の 頃若し
- 山となれ ばーっ限られ ますからね
- 言い伝え 通りの昔 話がね
- 伝説の 竜や黄金 の都で
- ありがとう ございましたっ いえいえっ
- ねえさんの ところに行くと ほうぼうが
- おいたーっ 情報集め のことだが
- 変わったっ レノスって街 があるだろ
- 悪いなー ちょっと事情が 変わったっ
- ことだーっ まったく神を も恐れぬ
- 組合の 若い奴がっ 連れ立って
- 諦めた あとか残念 ながらそう
- それだけの ことだっふーん 不満かっ
- 侮るな よーっあいつが あの若さ
- 歩いてる なんて聞いたら もダメだ
- 言ったんだ 勝手に焼いて ればいいさ
- ぬしよーっ ちょっと手伝っ てくれるっ
- 毛皮じゃー わっちの尻尾 には劣る
- 関係は 聞かれなかった かっなんで
- いいじゃろう わっちゃー旅の 修道女
- 悲しげに 言っておいたっ ああ俺が
- 運命が 見えるサイコロ なんじゃとー
- 天然の 鉱物じゃおっ この形
- 居なかった ろうったくさん おったえっ
- サイコロを 持てば誰でも 運命を
- よくてなー わっちもうなる ほど見事
- 競りなんて 初めて見たが すごかった
- 朝早く から申し訳 ありません
第16幕
- 騎士様が ご到着だー 道をあけ
- 結婚を 申し込みます おーははは
- 借金が 無くなったから といってっ
- まがりなり にもへんれきの しゅうどうじょ
- あるじとー なっていますっ 契約の
- 契約の ナイフ受け取っ ていただけ
- 現金で 値切り分割 交渉に
- しましたが まあ借金を 肩代わり
- くらいでは 私の連れは なびかない
- アマーティー さんっ資金の 調達に
- いいません あまりロレンス さんだけに
- してくれる 相手が居るの は嬉しい
- あまりにも つらいっそれで ぬしはその
- もしもあの 坊やが銀貨 1000枚を
- 契約を 守るっほーっ もちろんっ
- 落ち着いて ふるまうだけで 大人かや
- 契約を 受けないことも また立派
- わっちはっ その契約を 受けること
- 耐えられぬ ならばこの場で 恥を受け
- 嬉しさで 胸が詰まって しまいーす
- あふれすぎ じゃなー言われた ら嬉しい
- 大丈夫 なのかー宿に 閉じ込めて
- おりますが ことの真相 は真相
- イレードの 課税があった そうですっ
- いくらかは 隠し財産 や売掛
- そうそうっ 博打といえば アマーティー
- 勝ちになり さらにその先 の勝負が
- どうなんだ 答えが用意 されている
- たとえばっ むぎこの混ざり 具合など
- いやいやっ まさかまさかっ ははははっ
- 家出して いるっそこから 独力で
- 独力で 今の稼ぎを 得るまでに
- なるほどっ それに加えて 若いから
- ためらいも ないっ騎士なら ともかくっ
- ないかなっ それはきょうえつ しごくだな
- わっちらも 踊りに行こう よしわっち
- ことでした 至急っではっ ディアナさん
- 行ってくる メスの匂いが する手紙
- レノスから 東に行った ところがー
- 行ってくる メスの匂いの する手紙
- 読めればの 話だがなっ まったくー
- ほーうその 話を耳に していたの
- 本人は 既に街をー 出た後だ
- 今いくら すると思うっ 普通なら
- こいつをー 買い求めてる からなそれ
- ふしがある 女が甘い 声一つ
- 新しい 姫を買う分 も要るだろ
- だろうがっ ホロには旅の 目的が
- 1000枚と おうてっこうで 一儲け
- どうしよう わっちゃー帰る 場所が無く
- あくまでも 昔話だ 誤った
- 新しい 王や部族に 支配され
- そういった 昔話を 作らされ
- 言ったのも わっちにあいて きたからじゃ
- からじゃろう 本当にそう 思ってい
- わっちはっ 一人になって しまったっ
- もうおらぬ どこにもおらぬ わっちはっ
- なあぬしよ わっちを抱いて くれるはっ
- かまわぬっ 思い出したっ わっちをっ
第17幕
- かまわぬっ 思い出したっ わっちをっ
- なんじゃーっ いやっわっちは ぬしのなん
- 全くの 想定外で 油断した
- 無心なら お断りだぞ 風向きが
- 居ないよう にーっ値段の 上昇は
- 売り待ちの 木札に対し て買い待ち
- なけりゃーっ 風向きを変え るのは無理
- 石ころに しなきゃならない んだあいつ
- あるのかっ だったら神の 真似をする
- いかような 値段でこれを 買い取って
- 目の前の ものが傾い ていんすっ
- 絶好の 機会をのがし ますぞーっ
- どちらもっ お連れのかたで ございます
- 1通は 依頼されてっ わたくしが
- 来たのです 静かなーいい 店ですね
- 飲めません ここは貴重な 場所ですっ
- 場所ですっ いったい何を たくらんで
- ホロさんの ことはどうでも いいという
- 相場でっ トレニー銀貨 500枚
- 評価した おうてっこうを いただける
- 値下がった ときの損失 も大きく
- 儲かった ときっ私は 損をする
- アマーティー さんっあなたに 決闘を
- 取引を 行うわけで はないです
- なぜならー 私は少し の値上がり
- というとっ ホロが婚姻 の誓約
- 存じます がーっずいぶん と激しい
- 言動を 取りたがること があります
- 取りたがる ことがあります つまり受け
- 受けましょう ロレンスさんの 申し出を
- いましたっ しかしそのよう におっしゃる
- どの麦も 実りがよかっ たからなー
- 豊作の 神に感謝と いうわけだ
- どうかなー 場合によって は儲かる
- お断り だぞっお前が 言えばそう
- そいつらが 帰りの荷台 に積むもの
- その前に 買わなければと 慌てだす
- だったとは 思わなかった それだけじゃ
- 1000枚っ バカかーそんな ことをした
- あと銀貨 500枚分 現物で
- 知っていて 受けたんだろう それくらい
- でー俺に 頼みたいのは それだけか
- 高くても いいある程度 まとまった
- 頼みには 応じられない 礼はする
- いるのはっ おうてっこうを 買い集め
- それでなぜ 損をするんだ ロレンスー
- それのただ お前のツテを 通してっ
- 俺だがっ この露店はっ 俺だけの
- いるんだー お前はそれに 見合うだけ
- 看板の 値段というの は驚く
- 費用はっ 10や20の 金貨では
- 簡単に 向こうになびか ないだよー
- 人間だ 特にれんきん じゅつしたち
- いられるの はーっ俺らの 見立てじゃっ
- この街で 波風立てず に商売
- 協力を 拒んでおいて なんだがっ
- 勉強に なったそれだけ でも儲け
- 助かるっ お前がそんな 顔をする
- 考えろ ということだっ きっといい
- きっといい 風が吹くまあ 頑張れっ
第18幕
- ありません それでお話 というのは
- アマーティー さんのたくらみ の手がかり
- 商売の 話を嫌っ ていること
- 商売は 行えないと 聞きました
- 違います 噂通りに 運命を
- 天秤に かけます積荷 の商品
- 手伝って もらったとして の報酬
- 今がその 状況だとっ そうですっ
- ためならっ 多少の無理は 通します
- バトスさん ああっ私の 手元には
- 思います あとはロレンス さん次第
- どうですっ メイさんみたい な貫禄
- いただいた ロレンスですっ 失礼を
- 来るなんて 珍しいわっ ハッどうぞ
- 取り次いで もらうようにと あらーそう
- あの人は あの頑固者 を口説いて
- 片棒を 担がせるとは 思ってい
- その価値を はかり扱い を熟慮し
- 荷台から 転げ落ちそう になってい
- 絶対に 落とすわけには いかないと
- 人たちが やってくれます しね私
- お持ちなの かしら手持ちは ありません
- 限ってー 買い付けをして いただいて
- そのかたは 掛けで買われー 現物も
- 現物も 持っていっては おりません
- しましては ロレンスさんに お譲りし
- しているか 互いに知らせ ないように
- ありません でしたーいいえ 昼も夜
- 質問が あるのですがっ なんなりと
- たとえばー えっとお急ぎ でしたねっ
- それではっ 失礼します 頑張って
- 先客が 居てどうなるか わからない
- ついてだが なーっ結果を 報告し
- 神経の 持ち主ならっ なおさら気
- いうわけだ 走らせるかっ もちろんだ
- すまないっ いやありがとう ははははは
- 面白い 奴だとわかっ ていればな
- 商人と して優秀と いうよりも
- ここだーっ だがなーそんな ことよりも
- 今生の 別れになると なったとき
- これからに 期待だなだが うんお前
- 骨抜きに された男の 姿だー
- 面白い 奴になったん だろうよー
- 幸運で 旅をするよう になってい
- アデーレと 出会ったときの 自分を見
- 大切な ものがこの世に は存在
- 大切な ものが我々 の手の中
- ものならっ 迷わず大事 だと思え
- なんじゃーっ 今なら答え てやれそう
- いい話 をしたと俺は 思うぜー
- 受け売りだ とすればボロい 商売だ
- 転んでも お前次第だ とは思う
- あー麦を 入れる袋が あるだろう
- いくらでも 貸すがーうちに 来いよーっ
- ゲン担ぎ かもしれないっ んーうふっ
- まあいいか じゃあっ夜明けに また会おう
- 手伝いだ とか詳しくは 言えないが
- 頼むかも しれないきみっ 名前はっ
- とりあえず 腹ごしらえを したいんだ
- 1枚で 十分な量 が買えます
- 買えますが もう1枚は 報酬の
- もちろんっ きちんと別に 報酬は
- 報酬は 支払うからっ 安心し
- 突っ込むぞ うちのもアレを 欲しがって
- イレードっ もとの80 倍かあの
- 対してっ 買いたい人が 多いとき
- 過熱には 多少の売りも 必要に
- からこそー 値段が上がる んですねー
- 目的は 儲けることじゃ ないっえっ
- 目標の 銀貨千枚 を手に入れ
- 枚数は 数えなくても よろしいの
第19幕
- 入れられる という期待を 煽るだけ
- 通りだっ お前なかなか やるなーっ
- 諦めず にっ買っておけ ばよかった
- これでーっ いくらになった よーしいい
- 商人と しては成功 なんですよ
- 積んでもー 2度と買えない ものだから
- 在庫まで あてにしている のですかっ
- なかったっ 既に買付 に来られた
- すげーなっ どこまでいくん だいいぞー
- 入ったぞ さっきの売りの 分すぐに
- 決済を 石で行い たいという
- 現物は 今日の夕方 渡される
- 通りだっ そんな危ない もん誰も
- 最後まで 持ってた人は 破滅です
- 大口の 買いだーっまだ 上がったか
- その線は 一度諦め たばかりじゃ
- どうしたん ですかっ買いが 入ったっ
- ディアナさん から伝言が ありますっ
- 交渉に 失敗したと なっやはり
- 今回は そのっ色々 苦労かけ
- 入るんだ 商人として は喜ぶ
- 商人と しては喜ぶ べきところ
- 商人は 軽々しくっ 諦める
- 私はっ ひと目見てから ホロさんが
- 思い切り 殴りたいよっ 自分をな
- 希望的 観測をする 奴ばかり
- 商人は 計画を立て 予測をし
- 大事だっ だdがっ仮説と いうものは
- 商売も 危険に満ちて いるように
- 迷わない ように一つの 道しるべ
- 悪かった よっ誰かさん とは違い
- 大口の 売りだーっ大 暴落だ
- つもりだっ アマーティーとの 契約を
- 自分だと 知らせてくれて いたんだっ
- 思ったっ はーっ詳しく 言ってみよ
- 買わざるを 得ないお前が 完全に
- 十分な 在庫を手にし ているから
- 用意して くれたそうだな あのときっ
- あのときっ わっちは2階 でまあよい
- 謝った のはっすまぬっ 俺はあれ
- 拒絶だと 思ったんだっ でもあれは
- 執着し おってっぬしと 出会ったの
- 明け暮れて きてこれからも そのつもり
- ことにはっ あんまり頭 が回って
- 言ったかっ わっちは別の 目的で
- でっちあげ ぬしに伝えて くれとじゃが
- 小娘っ わっちの頼み をむげにし
- くれようと いうところにっ ぬしが来た
- それではっ 失礼します 頑張って
- 質問が あるのですがっ なんなりと
- 小娘っ ヒトではないと 気がついた
- ぬしよりも でかい鳥じゃっ それが旅
- 帰りたい たとえ無くなっ ていてもっ
- 人形の ように情熱 的なこと
- 勢いが あればなんとか なるかなっ
第20幕
- だからーっ 悪かったって もちろんー
- 少しでも ぬしの寒さが やわらげば
- それでもな ぬしよっやって いいことと
- 居るらしい なるほどっその しゅうどうし
- なんだった かやっ覚えて るだろうっ
- 貴族やっ ああいう大き なきょうかい
- だけじゃなく 俺の商い の旅でも
- きょうかいに 少しー用が ありまして
- きょうかいが ありましてねー ええーこの
- きょうかいに 会いたいかたが 居るのです
- 温かい メシだけ食べて 行こうそれ
- それくらい いいだろそれは 当然じゃ
- その通り だがっそっちは あっははっ
- どのくらい かかるっもうっ すぐそこだ
- でもなんて いうかケンカを してるんだ
- そうかまあ 注意するよっ しゅうどうじょ
- 何の用 なんだい道を 訪ねに来
- ぬしばかり 見ておったなっ 粉挽きだ
- 必要な 職業だがっ 町や村
- 司る 神じゃったがっ そんなこと
- たいていは 領主のものだ 粉を挽く
- 順当に いけば粉挽き じゃなーその
- 喜んで 払う人なん て居ないっ
- 疑われ 嫌われ感謝 されること
- 職業だ 感謝する人 も居るさっ
- 岩じゃなー 多分祭りの 儀式をし
- ちょっとした 縁からともに 旅をして
- 預かるっ エルサシュティング ハイムです
- こちらにっ フランツしさい というかた
- 本当か 嘘には思え ぬっじゃがっ
- いいかやっ ダメだと言った らどうする
- 助かるー うむー悪いが そうさせて
- その前に ローブを脱いで そこに脱ぎ
- 落とすぞっ ぬしは優しい からそんな
- 聞けるかも しれないだから おとなしく
- その間抜け な顔が土産 がわりじゃー
- くださいっ はーいはいはい どちら様
- ほらほらっ このかたでしょう ケンプさん
- しましたね テレオの村を 預かって
- いえいえっ ただー収穫 した麦を
- した麦を パンにしている 最中で
- おりません 剥製ですか さてっどの
- 小麦です これはこれはっ 最近は
- ですからっ してっ第2の 目的は
- 夏にー うかがいました 惜しいかた
- だいぶ寝た なーっひもじい 思いをし
- 財布から カネを取ってた んじゃないの
- なのかやっ 酒場に行けば 大丈夫
- 現れる なーっ驚く だろうアレ
- だとはなっ 興味津々 で悪いか
- 勉強じゃ わっちとぬしが はたから見
- 切っている ように見えたっ まずはその
第21幕
- 飲みっぷり だーねえさんっ いけるねー
- いうものだ どんどんいきな どんどんー
- このへんじゃ 聞こえた名前 だーっその
- 褒めようと したんじゃないか なら今の
- ビールのー 醸造鍋を 背負ってっ
- うら若く 美しいとき の話さ
- 袋だけ 何を考え てたのかね
- あたしにっ ともに旅をし てビールに
- さすらいの 乙女醸造 しといいな
- 引っかかっ たのがっ今の 亭主さっ
- この村は よほどー神に 愛されて
- この村の 大恩人だ でもまあっ
- 守り神 さー豊作を もたらすー
- 尻尾でー 天気が違う といわれっ
- いるんだー 格が違うよ 格がーっ
- 近くにっ エンベルクって 町がある
- もともとっ エンベルクもー うちみたい
- 宣教に 来た連中に 言いくるめ
- 人が来て 道が敷かれて でかい町
- きょうかいの 力はすごい ですからね
- とはいえー 村にきょうかい を建てれば
- 重税を 課してきやがっ た重税
- きょうかいを おさめていらっ しゃいますよ
- だからって 自分も司祭 だなんてー
- きょうかいの 偉い人とか 居ないのか
- 連中に 言えるようなっ こら旅の
- 楽しんで もらうっそして 別の土地
- 醜態を 晒す前にっ 宿に連れ
- しすぎだっ それがわっちの 役目じゃろ
- じゃがそんな ことより横に なりたいっ
- 酔っ払っ ているだけです そうだこれ
- 村だなー 店が開くの は遅そう
- 収入が 気になってなっ なんだそれ
- エンベルク から重税を 課されてい
- 存在と なるっいちいち きょうかいが
- 神でなく 悪魔のしわざ じゃないかっ
- 具体的 にはどんなのが あるんじゃー
- 酒にだけ 反応するな とにかくっ
- 人間に 披露したこと もありんす
- タネありだ お前みたいな 本物と
- どこへ行く んだねっ麦を 粉にして
- したかった らーうちに来な 美味しいの
- ロレンスの 旦那旦那は よしてくれ
- 料金は まあ3リュード ぐらいかな
- 思ってた 村の連中 は払うの
- いくらとか ふーんそんなの があるのか
- その処理の ための税金 なんだがっ
- もらってっ 大変だった よわかるな
- したいのか まあっ場合に よってはな
- でもここの 麦はっ全部 エンベルク
- かからない どうだーすごい だろうそれ
- どうやって それにっ聞いた 話だと
- そんなのは 昔の話 だそうなの
- 知らないん だーおいおいっ だけど誰
- すげーなー ロレンスさんは やっぱただ
- それよりも 麦はまだかっ そうだった
- 見られてた のかっ冬場は ここで寝る
- 山ねずみ みたいに牙を むくんだー
- しなかった なーっあいつっ 1日に
- バカだなー ごちそうさまと 言いたいな
- わかるよっ しかしあれほど カリカリし
- まったくだ けどっ聞いても しょうがない
- あーいやっ ならかまわない それじゃーっ
- この村は 普通じゃないっ 危険だっ
- 村長も 司祭が異教 の神々
- 村人は のんびり暮らし ていられる
- きょうかいの 仲が悪いと いうことっ
- この村は 異教の神を まつってい
- 異教徒の 村と認定 できればっ
- 貴族がー エルサの立場 を認める
- 俺たちも 異端としてー 見つかれば
- 神々の 話に何を 期待して
- それともっ 故郷の仲間 のことかっ
- わっちゃーっ 本音としては 小娘の
- 単純に ヨイツの話 を知りたい
- 困りんす まあお人好し なのはぬし
- おってもっ ぬしはガブリと 食わぬのじゃ
- 腹のたつ クマの話が あるのなら
- 少しだけ 水を飲むよう なものじゃっ
- 任せろっ 俺に任せて くれ実は
- 任せろと 答えてくれた わっちゃーっ
第22幕
- 失礼し ましたっ何の ご用です
- お祈りを フランツ司祭 は信仰
- お祈りを しましょうああっ その前に
- こちらでっ できれば神の 面前で
- つきました 自分の利益 のためにっ
- ありますっ 恐れることは ありません
- 目的を 告げて相手を 騙すため
- エルザさん 私は嘘を ついたこと
- 知りたいの ですエルザさん の心配
- 何者で あるかっていう 質問に
- 領主がっ この教会の うしろだて
- いたよりも つらい状況 にあったの
- ここにはっ フランツ司祭 が集めた
- どうかすら 定かではない どう思う
- 思ったら 私は神の しもべです
- 放ったり しないだろうな ぬしのほう
- 手紙です 私宛てのっ 地下にはっ
- ではないっ それが口癖 でしたから
- あれほどの 量があるとは 全部読む
- 信仰を いだいて生きて います罠
- いいかやっ かまいませんが ロウソクは
- 金儲け 以外について ですがいや
- 満足の いく返答を できるかは
- 神々の 話を集め ていました
- 私には わかりませんっ 聖水と
- できません ただしフランツ 司祭はっ
- 思います それはっそれは なぜですか
- ありようを 聞いているっと いうことに
- いつだって 取引相手 に対して
- だけならっ 2人でかかれ ばなんとか
- 教会に 来たかわかった エヴァンだな
- 何よりっ 神は信用 できなくて
- 神々の 話を集め ていたのは
- どうなって るか気になった んじゃないか
- 教会の 神が作りっ それを人
- 食べ物だ 食べ物ーほう 色々な
- たとえばー エブゴドという 地方から
- 塩辛い パンだなんてー なーそうね
- 甘くてな 美味かったよっ へーやっぱ
- 後でまた 外の世界の こと聞かせ
- 考えよ フランツ司祭 の口癖
- 話だー なんでもないっ ほらっいい
- 拾ってっ はいはいわかっ てるってー
- 悪いから 食べちゃダメよっ 言われなく
- エヴァンって いつも腹ぺこ だからあの
- わっちらも 相当たわけ ておるじゃろ
- いやそれは そうなんだがっ そのーなん
- そのものじゃ ないっ2人は この先も
- 故郷への 手がかりを得た そして俺
- ぬしだから お前は故郷 に帰った
- しばし寝る かわりに本に 目を通し
- はっきりと 傾向だって いるのはっ
- いるのはっ この神だけか もしれない
- あまりにも 強く感じた できればっ
- どうしたい のかっ俺には わからない
- 正直に 言ってほしいっ わかったっ
- 問題が 起こると非常 に危険な
- 地下室を 閉めてください エンベルク
- 理由はっ 宗教談義 をしていた
- 修道女 ですので筋は 通ります
- 仕組まれた 災禍としかる べき報い
第23幕
- パンの麦 はっこの村の ものだった
- 気付かない じきに正式 な使いが
- そうカネも 返さなくては ならないっ
- 食べ物も 上等だった そこにはー
- 空腹は 我慢できねー その通り
- そうだあの 嘘つきはどこ に行ったー
- 関係を 昔に戻す かもしれん
- 司祭がー そうしてくれた んだろうっ
- 教会に こもって畑 にも出ない
- 教会の 娘なんてー 何の役
- 我々も 一度解散 するふーっ
- 押しかけて くるかもしれん 任せとき
- 疑って いますっですが すぐに決め
- 我々の 疑念を深め ないために
- 思えない その通りじゃな それでもっ
- 欲しかった そこにのこのこ やってきた
- 商人と しての生命 は一巻
- 背に乗れば 馬より早く 別の街
- 否定して くれるだろうっ そうなれば
- 連中も 諦めるやも しれんなー
- たしかにっ お聞きしました きっとそう
- いましたっ いったい何の ご用がっ
- 頼まれて 来たのではない のですかっ
- 本当に 関係が無い のですねっ
- 続きをっ はいエンベルグ のもくろみ
- 買うからっ その代金を 支払いに
- どういうっ 来年実る はずの麦
- 偶然っ 毒麦が出た 可能性
- わからない 者は居ません 不注意で
- 先ほどっ 少しエルサと 話をし
- 手段でー やり返される などエルサ
- 貸すことで 身の安全を 保証して
- 大丈夫 かい信頼は できません
- できますっ このかたたちは 少なくと
- あかしだと 思ってくれっ うんっうん
- でしょうねー それでっエルサ さんとして
- 私たち はっ逃げようと 思います
- いないため もう一つはっ 私たち
- 逃げられる 自信があるの ですかそれ
- 逃げるのを とめもすすめも しませんっ
- エルサさん ちょっと失礼 しますあー
- されたらっ 70リマは 足りないと
- いませんっ ですがっ村の かたたちが
- 少しでも お金を稼げ るようにっ
- 連中は 俺とロレンス さんのこと
- 逃げられる 俺の身勝手 な意見と
- 逃げ出せる のならそうした ほうがいい
- 山奥で ビールの仕込み をしている
- 妖精に 出会ったとでも いうのかい
- 果たしんす そうか気になる なら読んで
- 神々は 一目散に 逃げ出した
- 満足じゃ ほかには何も ありんせん
- しなかった なら今後はっ その損を
- この村に 居たってダメだ どこに居た
- 新しく 手に入れられる ものだって
- かわりにっ 一つ条件 がありんす
- 地下室の 奥に通路が あるとそれ
- あすにでも 消えてなくなる わけじゃある
- 連中と 一緒にするじゃ ないふーっ
- もう少し 豊かな体 つきのほう
第24幕
- あのさーっ 村の連中 追いかけて
- 大昔 やってきたとき に冬眠
- 種まきの 時期には村の かたたちが
- この穴の 続きがあるん だろうその
- じゃからなー ぬしもわっちを 崇めたく
- 実に良い うりたくなった らいつでも
- 嘘つきじゃ なかったんだあ はっ早く
- 元も子も ないっ朝まで 休憩じゃ
- 乗せてきて くれた神様 に頼むの
- だよなーっ それで俺たち はこれから
- 来るんだよ 村を異端と みなすため
- いるからだ テレオは異端 の村だと
- ホロっじゃが 神と呼ばれて おった時期
- 人々は わっちを麦の 豊作の
- 豊作を あなたはっなら トルエオの
- トルエオは トルエオあなた はあなたっ
- 質問は わっちにすべき ではないっ
- あるじです それにっ村の 人たちを
- 商人に 必要なのは 冷静な
- 勘定だ お前にそれが できるかっ
- するのはっ 誰だ判断 などできぬ
- イノシシも ならばクマはっ 月を狩る
- そんなこと わかっておるっ エルサたち
- どうしたい それはわっちの セリフじゃっ
- ならぬかや ヨイツは既に もうどうに
- オオカミで はない毒麦 と言ったか
- 人間に 披露したこと もありんす
- 言ったがっ 奇跡が起きれ ばなんとか
- できるのか ぬしよわっちの 麦はあっ
- どうかなっ 目に見えること といえばっ
- 目に見える ことといえばっ あとはもと
- いやこれで 十分だろう うんあとは
- 思えない だから返品 された麦
- 顔じゃなー お前は楽し そうだなっ
- 通りです あとは奇跡を 具体的
- 商品も 底値のときに 買えばーっ
- 買えばーっ 利益が最 も大きく
- ありがたく お受けしますっ ご協力
- トルエオを 捨てないでしょう たしかにっ
- 見せ方に ついて私に 考えが
- 位置づける ことになります それでもっ
- あたったら 毒で死んだの だとわかる
第25幕
- 助かった 人の気配は 無い無人
- 見計らう だけですどんな 様子だっ
- わかるかっ カネを請求 されておる
- 火をつけっ 正しい教え を受け入れ
- どうするっ 私は村を 見捨てられ
- 苦しんで いないっこれは 明らかに
- あけてやれ フランツ司祭 は優秀
- 言い方だ 人の言葉は 常に嘘
- 聖杯を あちらの者に よくご覧
- 1台を 除きすべての 荷台から
- 荷台から 麦粉を集め 終えました
- 正しさを 見せる番です この水を
- 今回っ 俺は完全 な裏方
- 決着が ついておらぬっ それはぬし
- まあなーっ しかしここまで 状況が
- 我々は カネの話を するべきか
- 私はっ カネにまつわる 交渉を
- 村長が 認めたんじゃあ 仕方ない
- 仕方ない だろうそういう ことですっ
- 買い取って いただくことは でしょうねー
- 現金が 無いっ値引いて もらっても
- この村の 麦に司教の お墨付き
- 諦めた ほうがっそれは 承知して
- まあまあっ 返品分の 支払いは
- タダでとは いいませんえっ 魅力的
- 村長が 任せたからっ てですがっ
- 契約は 異常なんです お互いに
- 味方して くれるのならっ この村に
- それにはっ パン屋のかたの 協力が
- それからっ 卵とバター を用意し
- 美味そうな ものができそう な雰囲気
- 読みながら 食べるなそんな にボロボロ
- 美味いのう このビスケット というのは
- 真っ平ら なパンがこんな に美味いと
- 使っては いるがパンだね の妖精
- 袋をっ 全て確認 させられた
- そのときは これもたっぷり 用意して
- 山ほどの 小麦をひいて おくよそう
- 任される ことになったん だぜーほう
- 最近は 礼拝に来る 村の人
- そうねでも 私は神の しもべとし
- 務めをっ ここで果たして いきたいと
- いきたいと 思っています エルサさん
- 神々の 話を集め ていたのか
- 本当に 居ると確信 したかった
- いけないと 思いましたっ まあどれも
- あれほどの 奇跡を起こせ るならばっ
- 誰じゃーっ わっちがおらね ばぬしなど
- それはそれ これはこれだっ それにして
- 儲かった ぬしは結局 それだなー
- 苦労には 見合ったかやっ ふーっふー
- なんという 町だったかや レノスだな
- レノスだな お前の昔 話がー
- 寄り道に なってしまうっ はーそれで
- さて今日は ここまでえーっ 夜も更けた
- 聞きたーい まだまだ続く んでしょーう
- お話は まだまだ続く からのうっ
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