川柳報告 - アニメ - 2022年7月頃~ - うたわれるもの 二人の白皇
戻る
第1話
- ミカドがっ あらひとがみで あるミカド
- ひめでんか をも亡き者に せんとした
- 若かりし はんしんたちが けんぞくを
- 眠りへと ついた愛しき ものたちと
- 地に満ちる ことを夢見て いるのだと
- おんかみの けつみゃくにして よいやみの
- 出してくれ そっちの2人 はもう決め
- みなさんっ 難しい顔 をしていた
- このような 時だ我らで ひめでんか
- 国境と 関所には兵 の配置を
- 侵攻を 受けたことなど 無いゆえに
- 手伝いや 畑を荒らす 害獣を
- あにさまが 鍛えた一騎 当千の
- 絶対に 守らなくては ならないの
- オシュトルを 罪人として 裁こうと
- 打てる手も 変わってこよう どうしたっ
- どうしたっ ネコネなんでも ないですっ
- 無事なのか 知りてーだけだ と言ってる
- 絶好の お昼寝びより にお昼寝
- そうやいっ こういう時は お兄さん
- ちゅうしんは 変わっていない いずれこう
- 男かと 思っていたの だがなーん
- やわらかい のかーさてなっ 先ほどの
- 足りないっ そのためにはっ 一つでも
- そこそこっ 人になりきる というのは
- ありません そうだったのか ちなみにー
- 入っても よろしいですか どうしてっ
- みなさまは 平然として いられるの
- ハク様は その程度のっ かただった
- ここにある ハクは幸せ 者だなっ
- 進むよう お伝えしては ありますが
- 2人から 伝えてもらっ た通りだ
- 受けている 敵は討伐 軍2000
- どこまでも 覚悟はできて いるのです
- よいのかっ うんっ誰かを 失うの
第2話
- あげるんよ お兄さんにも 安心し
- キウルどの これ以上はっ お下がりを
- わが兵が 退路を断てば うふふふふ
- したかたは 居るようですが ご家族の
- ご家族の かたも全員 保護できた
- このえしゅう 一同ばかり こしました
- ひめでんか のため力を 貸してくれ
- 大半が 無事だったのは お前たち
- 見えました そんなっアンジュ 様がはい
- なんらかの 術を用いて 信じさせ
- それまでは 守りを固め 時を待つ
- 明確と なるとするとっ 単独で
- 男がっ 同じミカドの 臣下の手
- あるまいっ 今はていとの 混乱を
- 先走る のではかまわぬ そのために
- シノノンっ これかーこれは おしゅのぼり
- かまわぬっ ここでは一緒 に遊べる
- そんなこと ダメだよ早く 降りてーっ
- シノノンの 面倒を見て くれてたの
- 報告か はいごへいたち の訓練
- 訓練は 順調だぜー ゆみへいも
- 頑張って ますよあにさま オウギさん
- 国境の せきに接近 敵軍の
- ひともみに してくれるにゃも して我ら
- 演習の ために出陣 したことに
- ぐうの音も 出なくなるはず にゃもしかし
- そのやめに アレを用意し てきたにゃも
- 伏兵の たぐいも無くー 進んでき
- だが何か ご懸念でもっ デコポンポ
- 能力は あなどりがたい でもマロロ
- しょせんその 程度の戦 だが我ら
- 知らしめる 必要がある あにさまっ
- あにさまっ それはどういう ネコネはい
- 城門は 強固と聞くで おじゃるうち
- 少しでも 互いに犠牲 が出ぬよう
- さえすれば ハクどのたちと 戦わず
- おじゃるなー 言われたものは 用意でき
- ならないっ それも徹底 的にそう
- いるだろう 血で血を洗う 戦いに
- 勇敢な 魂を持つ ものだとっ
第3話
- 案ずるな いかなる力 をもっても
- 引き付ける ひつようがある あにさまっ
- 攻撃を しかけるように は見えない
- 全軍を もって一気に 蹴散らして
- 単純な 挑発でもっ 奴は耐え
- 口だけの 強がりという ものにゃもね
- もうええな ああ待たせたな 全員っ
- もうだめだ 早く降りろっ さっ先が
- 完璧な 勝利をなさね ばならぬの
- できるにゃも そうであります デコポンポ
- ならあとはお前が好きに すればいい
- 合わされば 最強にゃもよ そっそれに
- 村人が 全て消えたっ て話も
- 犠牲こそ 払いましたが その力
- いなかった ようだなこちら の戦意を
- やるじゃんっ 正面からで はいささか
- 完全に 逃走こちら の被害は
- 完膚なき までの勝利っ そう言える
- 目眩まし こんなところで 役に立つ
- 残酷で 恐ろしい策 を平然
- 本当に 何があったで おじゃるかっ
- 言ってるで おじゃるかハクは それがしを
- ともに来い 悪い話で はないはず
- 自分だと 誰にも知られ るわけには
第4話
- うふっはい フミルィルですっ くーちゃんっ
- でもずっと 寝たきりだった んですから
- 今日は胃に 優しいものっ もろろがゆ
- 忘れてる そんな気がする わたくしー
- おーか様 やっぱりかわり に僕たち
- いいのかっ 体のほうは もうよいの
- 悪くない しー痛いとこ とかも無い
- 心配で ずっとうろうろ してました
- 年頃の 娘を着替え させたりー
- 大げさだ 何も問題 はないもう
- 繊細な お茶を入れるん だものそれ
- 大切な 人たちあれっ どうしたー
- カミュたちに 会ったこともっ どうやって
- 疲れたっ 何度乗っても 船旅っ
- そうさせて もらいやすぜー まずは風呂
- 大丈夫 どうしやしたー わたくしっ
- わたくしっ 旅をしていた みたいなん
- 裏付けが 取れましたぜっ やまっとっ
- 国交が 始まる前に ありのまま
- 何かはっ ふっあちらさん も大変
- 奪還っ そのままていと を脱出
- 思ったら 国の大事に ほいほいと
- そういやっ 何をしてたの か忘れて
- おつもりか おのが立場っ 忘れたと
- 王女たる ものが他国の まつりごと
- あなたさま 一人が行った ところでっ
- それってっ お前も知って いる通り
- 渦にある 統率すべき ものなくっ
- タマトへと 侵攻するっ どうしてっ
- 潰すまで でもアンジュなら そんな真似
- ご存知の はずっテナウィン ヤマトへの
- 連れて行け 少し頭を 冷やせさあ
- 絶対に 耳を傾け ちゃダメよっ
- というかっ お前が言うな ごもっとも
- こと言って さーてっ何の ことやらっ
- 光景が 目に浮かぶんで すがねーお
- 当然だ 俺の娘な のだからな
- どうしよう くーちゃん思い 出しちゃった
- 苦しいの 胸が締め付け られるのっ
- 痛いよっ そうかお前は 恋をした
- 経験を すると心が 壊れない
- わたくしは やまいなんかに 負けないっ
- 私は その程度のっ しょせんその
- ような真似 くーであっても 許さない
- 娘だっ それを己の 民を捨て
- 何者で あるかをそして あなたさま
- 何者で 何ができるか 報告し
- 立場はっ さらに苦しい ものとなり
- わたくしは 友をおもうの ならばまず
- どさくさに 紛れてヤマト を落とすっ
- そうでなく てはつまらんと いうものだ
- お父様 ヤマト遠征 の采配
- トゥスクルに あだなす者は われが討つ
- そうだなっ つらい思いを することに
- 謹んで 承るっ ああそっか
第5話
- その者は クオン様から の紹介
- チキナロと 申しますです はいクオン
- りょうしょくや 武具であっても かもちろん
- あにさまっ オシュタル様っ 不足かっ
- クオン様 より賜った 品でして
- 奴だなっ まずは薬を 試したい
- アンジュ様 元気になられ るとよいの
- キュルキュルっ あれはなんだっ えっえーっ
- 喋るなと 厳命されて おりまして
- あちこちに 穴があるなー 正面の
- することは できないのです 警戒し
- あの者ー 結局一度 も見舞いに
- お体っ どうかご自愛 くださいっ
- 脱出の 折ブライトの 戦いで
- それがしを 守って死んだ も同然
- ひめでんか のもとていとは 落ち着きを
- くらまして しまえば御身 の安全
- し続ける 所存ですがっ 我こそが
- 血が流れ 血で血を洗う おおいくさ
- 手を降って あげたのですっ ヤツならっ
- ヤツならっ こうしただろう と思った
- あれがはい 私の家っ なのですっ
- ははさまの ことを誰より も気にかけ
- 真実を 知ればははさま のお体
- 最近は 目を悪くして しまってっ
- それがしは きっと地獄へ と落ちるの
- 本当に オシュタルなのね ご奉公
- 来るときは ゆっくりしてい けるといい
- やっぱりっ 書類仕事は まだ慣れん
- 連絡が あったのですっ しかもその
- ちゅうぎのし ミカヅチどのよ そうじゃなっ
- そうじゃなっ ミカヅチならっ まったくっ
- 全てうち 滅ぼすそれが 何者で
- 問いかけよ なんや決闘 前みたい
- この口で 言わねばならぬ ことがある
- ございます どういうつもり じゃミカヅチ
- せいじょうは 我らこのえに お命じに
- いかほどの 価値があろうか 幸いっ
- 果たすまで ミカヅチそなた なにとぞっ
- 地位などっ どうでもよいっ じゃがじゃがっ
- この名はっ お父上から いただいた
- この名だけ は偽物など に渡さぬ
- 聞いてくれ それがしたちは 聞いてくれ
- そうなれば 互いの兵に 無駄な血を
- 不器用な ことだオシュトル ひめでんか
- お下がりを あにさまネコネ ひめでんか
- ひめでんか 下がりましょうっ オシュトルっ
- わりかたを 示す必要 があるそう
- だがせめて 一矢報いる ことができ
第6話
- てっせんっ そういうことか ふざけるな
- 嫌ですっ どかないですっ あにさまは
- 必要な かたなのですっ このお前
- あにさまっ 今日のところは 引いてやる
- 引いていく ぞー我々の 勝利だー
- どうしてっ そこまでできる のですかっ
- そうなれば みんなの中の ハクさんも
- 男だー 人をたやすく しんらいし
- それがしの 背を見守って いてくれっ
- せんだての 戦で2つ の過ち
- ガウンジを 放ち将軍 を惨殺
- ミカヅチが 急ぎ駆けつけ いさめよう
- やすやすと しじすることは できないで
- 朝廷の 敵であること の証明
- こちらをっ この目録は 大軍を
- それはこの エンラカムイを 援助する
- けっこうな おてまえやえっ お体は
- あれほどの 傷がっ これも アクルカの
- よい国の ようだ全ては せいじょうの
- 当面は 物資が不足 せずにすみ
- 直々に 礼を言わねば と思って
- 何を言う 余の心から の歓迎
- 2人がっ ノスリとアトゥイ 言うなれば
- あらためて 感謝の宴 を必要
- されるのは いささか不服 ではあるな
- 理解して おられるのかっ 無論これ
- ふざけるで ないっ物資と 引き換えに
- 汝とて みやこをおのが けんのうを
- 余のものを 取り戻すのは 当然の
- おらぬよっ 我はトゥスクル おうじょとし
- 甘んじて 受け入れようっ わざわいの
- トゥスクルへ 侵攻したの は事実っ
- やがて我が トゥスクルにまで 及ぼうっ
- 絶対に 許さぬのじゃっ ふっ何を
- いけませぬ まあまあいいん じゃないです
- 知らぬぞっ ごたくはいいっ おうじょさん
- だがこれは 手加減せねば ならぬなっ
- 転がって いるではないか 使ったら
- 本当に 後悔するの じゃっ何度
- そなたとは 背負ってるもの が違うの
- 一撃を 受け止められる 余はてんし
- 奇遇だな 我も汝と 同じもの
第7話
- したからだ それが破格の 対応で
- 自らが 至らぬことも 証明し
- そなたにっ そなたなぞにっ 大切な
- 揺らしたっ 自慢の力 があろうと
- てっせんは 何のつもりだ 亡き友の
- さっきから このおうじょはっ 理不尽に
- もう良いっ 次に目覚めた 時にはっ
- きこうから 見れば道化に 映るかも
- あるじさま 汝が忠義 はヤマトの
- わかるまい 誰の支えも 必要と
- おうじょさん ここに居るのは お前さん
- そのときは みんなで笑っ てごまかしゃ
- じゃあっまず 立つことからだ そうあやつ
- 余を置いて 勝手に居なく なりおって
- それでこそ このオシュトルが せいじょうと
- もう黙れ そこまでこけに してくれた
- 待たせたな オシュトルそなた の相手は
- けおされっ 気持ちで負けて いたからだ
- 位置づけた ならばっ同じ ヒトである
- こころえる ヤマトがてんし アンジュなる
- 状況で 帝都を奪い 返せると
- 汝らが 敗れるまでの 様子見だ
- いろいろと 壊した詫びだ 受け取って
- というもの きっと喜んでいますわ
- 懐かしい 風景だった せいじょうっ
- 慈悲深き てんしの務め じゃからなー
- ズルいえー 今更何を 言っておる
- なーなーっ うちとやりあっ てみーひん
- 感情を 凍らせるのは やめましょう
- 荷物です フミリルからー 立ち止まる
- 最初から こうするつもり でエナウィン
- 大将っ 開けてください 大将っ
- しばらくっ そのままでいて もらいます
第8話
- 帰ってっ ううん見捨てる ようなこと
- 最後まで みんなと一緒 に見届け
- 用立てて くれた薬で この通り
- この通り すっかり元気 になったっ
- 里帰り 充実してた かえっよく
- あねごーっ お帰りだがー クオン様
- ネコネうち ちょっとねこやん みてくるえ
- オシュトルっ 何を話せば よいやらっ
- どうしてー その子たちがー あーこれは
- そうなんだ 自分の国の 姫さんが
- するのじゃっ 今宵は無礼 講じゃぞー
- ねこやんっ どうしてつつい ているです
- せいむちゅう なのですそれは 後にうふ
- お目通り させるわけには いきません
- お前たち そんなところで 何をして
- そういえば オシュトルとはっ それなりに
- えっとーっ ごめんねいやっ クオンどの
- あっそのー そうじゃなくてー わたくしが
- 飲むぞーっ お帰りなさい クオン様
- クオンはん うちらに遠慮 してるえっ
- 見せられて もう辛抱っ たまらんえ
- してあげる でもどうなって も知らない
- ありがとう アトゥイネコネー ちょっといい
- 髪飾り ネコネに似合う と思って
- だったかも ちょっとー行って くるねえっ
- いるならっ いつまでだって そばに居る
- ハクっいや その名は捨てた のだったな
- それではっ あのオシュトルが 国を売る
- 案ずるな 手は打っておく ほーうどう
- 果てるかと 思っていたが この者は
- 飾り物 として売られた 始末よっ
- 進めるっ るもいのせきっ はいっここ
- まずいのか エンナカムイへ の物資の
- 援軍を 求めることも 難しく
- ルモイさえ おさえておけば 背後から
- 存在と エンナカムイの ぐんようを
- ぐんようを ヤマト全土へ 知らしめる
- 日和見の 諸侯に圧を かけること
- 伝令は こちらにはまだ 伝令を
- 変かなっ 確かにこれは 戦闘で
- 朝廷と エンナカムイの 兵たちが
- ようですし 助かりました あっあれは
- わかりまし たっくーちゃんの 正体は
- あんじゅうっ ちょっといいかな そのかたが
- 要りません ムネチカ様は たった今
- なりました いやそれではっ いえいえっ
- ムネチカっ ハッチュウショウの 名にかけて
- ルモイから 兵を動かす ことはでき
- 恫喝だ もし軍勢を 動かした
- 引いてはっ エンナカムイを 落とすなど
- 落とすなど 造作もないっ という意味
- 見るならば 我らはこたび の戦で
- つけていく 危険な旅路 になるんじゃ
- 久しぶり にっ里帰り してみるか
- してみるか お主の実家 クジュウリへ
第9話
- 最悪ー 囲まれるかな その時は
- ルルティエの具合が悪く なったのは
- 余のことを 忘れたなどと 抜かさんじゃ
- ルルティエは 心の支え といっても
- それがしが 掲げる御旗 に偽り
- 知ってなお 納得できぬ と申すか
- おそばづき としてずっとー おそばづき
- たくさんの 悲しいことが 待っている
- それでもっ あなたは立って いられるの
- えーっとー これってまだー 続くのか
- そうじゃなー 余も長旅で 疲れたー
- 本当に 心優しい 子なのだっ
- 戦うの であればかわり に私が
- 寝る所 だったのだろう あっいえっ
- するならっ その心がけ の持ちよう
- ルルティエは なぜっここまで やってきた
- あのかたの おもいを守っ ておられる
- みなさんと 一緒に居ては いけないで
- お姉ちゃん のこと嫌いに なったのっ
- お姉さま 戦のことも おそばづき
- 貴殿こそ ルルティエの何 を見てきた
- ルルティエを オシュトルどのっ 待てっあっ
- 美しい だがっ果して シスどのの
- こちらから 参ろうあれが オシュトルっ
- お姉さま ごめんなさいっ ルルティエっ
- いやこれは 動かしようの ない事実
- クジュウリの みなの力が 必要な
- シスどのっ 重ねて申し 上げたいっ
- ルルティエを 守り通すっ 約束し
- へっですが これは私と お母様
- 気がしてっ それはルルティエ の心の
- ルルティエの 心のもやが 晴れたから
第10話
- なぜだーっ なぜ勝てないっ 高い手を
- 賭け事も 負ければ何か を失う
- 懐かしい 響きだ2人 はときふさ
- どうするの ですっ罠かも しれぬだが
- 繋ごうか 目的地まで あと少し
- いうことも あり得るからな そうだなー
- そうだなー 素敵な所 なのですっ
- いろいろと 耳に入って きてるぜー
- やるのかい こんな陽気の 日に木陰
- それじゃあっ ちょっと手伝ってもらえる
- やれやれっ 全く無粋 な奴だー
- 来訪っ その目的が おわかりに
- 目的も なしに帰って くるはずが
- くだらない ことを考え てやがった
- 父上が お力を貸し てくだされ
- くれるはず たとえそうだと してもそれ
- 連中を まとめるにはー きんいんを
- きんいんを 掲げて見せる こったーっ
- きんいんの ご意向っての が大きい
- ぎに生きる エヴェングルガの 男こと
- 姉上っ その澄み切った こころざし
- ときふさが 色目を使っ ているのは
- 返答は もらっているが 今一度
- さいはいし としての弱さ であろうな
- 安寧の ためこれからも 頼むぞっ
- 目的は ときふさどのと の接見
- せいじょうは どちらにこたび の来訪
- ちょうていは ときふさどのの 動向に
- 心さえ 決まっていれば どうという
- その前に 一つうかがっ ておきたい
- 同盟に 踏み切るという 相応の
- ですがもう 耐えられないの です私
- 過ちで しぞくのみんな が苦しむ
- 追放を 父のことかっ おっもしや
- 若き日の げんほうどのの 面影が
- 代償は あまりに大き かったあと
- 正直っ 私の力 だけではっ
- 同盟が なったあかつき には私
- おーやって いただけますか ご立派な
- なんとだが 必ず継いで みせようっ
- きんいんを お貸しいただけないでしょう
- ともあれー みな長旅で お疲れで
- あの酒に なにか仕込んで あったのだ
- ちらつかせ こちらを罠に はめようと
- 宴席へ 持ち歩くとは 不用心
- 同盟を 餌に獲物を 釣り上げる
- 話したん だろうっ俺が しくじって
- 帝への 献上品を 預かりっ
- なんとかっ 無傷で運び 終えられた
- 帝にー 釈明なさら なかったの
- せいじょうに お返しするっ あねうえっ
- 者が居る 認めてくれる 者が居る
- ようだなー とんでもないっ 僕ごとき
- 知らせがっ 森に隠れた 獲物はっ
- なにごとも 結果が全て だっ勝てば
- ときふさの 傭兵ときと 見せてくれ
第11話
- 出兵し たです総勢 2000強
- ミカヅチが 出てくるならば あるじさま
- こちらです がー本当に 良いのです
- 伝令は 出しているです 伝令っ
- オシュトルっ ここが貴様の 墓場よっ
- オシュトルっ よくぞまいった だがここは
- どのくらい だっいっときも かからない
- ごちゃごちゃと 勝ち誇るのは まだ早い
- その通り 腑抜けの矢など おそるるに
- その前に 立つ愚か者 はおるまい
- まやかしの おさ父上の 足元に
- 正体は これでしたかっ ははははっ
- 同胞に なんてことをっ 許せんっ
- とこしえに 響く最後の 機会だっ
- もらおうっ 貴様の負けだ トキフサっ
- 堂々と 生い茂るほど 雑草に
- 偽物を 飾る能書き にすぎぬー
- けんせいも 全て後から どうにでも
- 我はおさ 我ははっちゅう しょうである
- 集まって くれたこれより けんしょうの
- お隠れに なられた今っ ヤマトはっ
- お力に なるべくこたび ふるさとに
- ふるさとに 舞い戻ったっ トキフサが
- 濁流に 飲まれっ消えて しまったっ
- 金印に 頼らずともっ 父上を
- 至ること もなく撤退 していった
- 同盟も あいなりました 必ずや
- ご助力が あったからこそ あらためて
- この先も お力添えを ちょうだいし
- でもまあっ おさが不在の 間のっ
- 間のっ 留守番くらい やりますよ
- 狙われた そして偽物 が現れ
- そんな余に 手をさしのべて くれたのが
- 珍しい どうかされたの ですか何
- ねんごろに なれってことだ よっはーっ
- ほうこれが はいっチャモック の肝です
- それってっ これは絶品 だなーうん
- 明日狩りに 行かないかはー そっそれに
- それがしが 知る中ではっ 1番で
- そうだーっ 狩りの手ほどき してやろう
- ようだがっ まだまだだなっ では勝利
- どうしたっ あらためってっ オシュトルの
- これからも 頼むぞノスリ おっおおっ
- そうだなっ なんだかこうしているとー
- これまでの 苦労がやっと 報われた
- 当初から 支持してくれて いた国だ
- 兄上っ 失礼します どうしたっ
- シャッホロの 旗を掲げた 船団が
- 報告に よると朝廷 のきょうしゅう
- ナーラがっ 陥落したと なんだとっ
- 一団を 代表してっ シャッホロの
- 希望して いらっしゃいます ととさまっ
第12話
- 訪問に なったことをっ なにとぞっ
- なこくはっ はんとどもから 再三の
- 忠誠を 誓ったのはっ ひめでんか
- せいじょうは 偉大であった 君のよう
- けつぶつを 見出していた のだからね
- 大きいぞ あれがいなばの おおはしー
- 作られた 海の上には 完成の
- 一晩で はいっ帝の 一言で
- かたときも 忘れたことは ありません
- ご帰還っ お待ちしており ましたーっ
- 三方が 海に面して いる上に
- 突拍子 もない策かと 思ったが
- 全軍を 指揮できる人 も必要
- うちにいい 考えがある んやけどー
- それならば 待ってください アトゥイさん
- 先ほどっ 父の亡骸 と対面
- 悪ければ 誰でもいつか はコロンて
- 落としたと したらーどうだ ねこやんや
- 夜明けには 出陣するっ 今のうち
- 亡くしたく ないって気持ち 私はっ
- それではっ こちらも動く としようっ
- なるほどな これならうまく いきそうだ
- 攻めている 頃ですこちら も一刻
- 守るべき 街に被害を 出すわけに
- 目論んで いるかお手並み 拝見だ
- おかしいっ さすがにそんな はずはわっ
- やれやれっ 待ちくたびれた でおじゃるよ
- オシュトルッ マロロ貴様は 我が城を
- たぎりがっ 現れている のでおじゃる
- 言っている のだっまろには わかるので
- 焼かれるも 好きな死に様 を自分で
- 無念今 まろが晴らすで おじゃるよっ
- 王族の 者しかわから ないのでは
- 覚えとる オシュトルはんら が町内
- 引きつけて おいてくれれば なるほどっ
- どうしても 出陣される のですかっ
- あなたにっ そんな危険な ことをさせ
- 負けへんよ やっといくさば に出られた
- 城門が 破られました 守備兵は
- 突っ込んで どうするつもり だったのだ
- くれるって 思ってたもん さてーあっ
- 目的を もう果たしたで おじゃるそれ
- イタクどの マロロが持って いたものは
第13話
- 早く行け ほらイタクはん も早くっ
- あの物を 約束してっ 国を取り
- お前はっ それがしの真 の友なの
- それがしに とってお前は かけがえの
- それがしは ハクを殺して などいない
- ハクどのは どこに消えたで おじゃるかー
- 届かぬっ 何も届かぬ でおじゃるな
- あにさまっ ちょっと遅いん じゃないかな
- 象徴が 私がふがい ないばかり
- いいのだー これではナコク を思って
- 喜べる 勝利ではない かもしれぬ
- さあ王子 民の声には 答えるの
- これでもう 大丈夫だな ありがとう
- いろいろと 無茶をさせたな 感謝する
- せいじょうに もっ喜んで いただける
- ライコウの 次の一手は 気になるっ
- 早々に エンナカムイに 戻らねば
- お別れに なるなーアトゥイ イタクはん
- これまでの ようにグータラ して愛想
- 果たしたで おじゃるご苦労 であったな
- 戦でっ キャツの命を 取ろうとは
- おおはしの 破壊によって もたらされ
- 大空を 生き抜く力 などあろう
- 必要と あらば自ら の力で
- それこそが 正しいヒトの 在り方な
- 足りません いやっ礼には 及ばぬっ
- あっあのっ いえっなんでも ありません
- そうだなー だがちょうていと の戦は
- そうだねっ 国を治める 者として
- あるからー きっと心配 いらないか
- 随分と 盛り上がってい るようだが
- 腕っぷし だけが自慢の 俺らとは
- にしてもっ さすがは海の 男たち
- でも今夜 くらいは多め に見るです
- だってこの 大きな瞳 つんとして
- 近づくと 甘ーい香り がしてーっ
- すみません お怪我はありま せんかいや
- それよりっ 少し離れて いただける
- お呼びだど おやおやこれは 隅に置け
- ははははは 戦の終わり の宴は
- 今のはっ 見なかったこと にしようか
- 杯を もって君たち と運命
- 頼むよっ オシュトルどのっ こちらこそ
- 玉座にっ そしてヤマトの 平穏を
- 潮風が 気持ちいいなー ふーみなで
- ほしいのか そういうわけや ないけどっ
- 存在に なってないって いうんやっ
- それがしの 顔に何かー あっあれっ
第14話
- もう少し 起床時間っ ごせいむに
- 用意した どうぞお顔を お着替えの
- 忙しく しているからな 疲れがっ
- おおはしが 落とされたこと をきっかけ
- あにさまっ いやっなんでも ない城下
- 同盟が なったことでっ 様々な
- 様々な 品が入って きているの
- しれないの ですっ火傷は 大丈夫
- ナコクでの 戦のあとー 情勢は
- 戦力を 動かしえない 状況は
- 構図をっ 出現させる こととなる
- 増していき やがて双方 の兵力
- 諸国もっ その旗色を あらわにし
- 戦がっ この争乱の 結末と
- ならんのか 稽古をつけて もらうんだ
- よしこんな ところか後を 任せても
- 状況で それがしたちが 2人とも
- あにさまっ 深入りすれば あにさまの
- 母上の ことはっあにに 任せると
- おやくめを 果たす前にっ 母上に
- ありません あら本当に 美味しいっ
- 得意では なくても美味い かまずいか
- オシュトルは 立派でしたか それがしに
- この人を 騙せるはずが 無かったん
- それがしと ネコネをかばい 傷ついて
- もういいの こらえなくても いいのよっ
- 心配で 仕方がないわ それがしは
- だった道 ならばあなたは この母の
- 本当に よく頑張った わねあの子
- 本当の あなたを死なせ てしまって
- あなたはっ 決して一人 ではないと
- クオンどの 入っていーい ああこんな
- まだ根を 詰めてるのかな て思って
- 始まりで もある決着 がどうあれ
- そーうだな それでオシュトル はどうする
- そのままの 意味かな全て が終わった
- 考えて おらぬよそっか それならー
- いろいろと 見せたいものが あるんだー
- 終わったら 遊びに来ない そうだなっ
- ご安心 なされよ帝都 奪還の
- おるのじゃっ そうじゃオシュトル こっちに来
- オシュトルー ムネチカどのっ セイジョウも
- そっそうか しかしセイジョウ みはたたる
- どうしたっ いえっなんでも ありません
- それがしは 自分は何を すればいい
- 諸侯がっ 全てさんしゅう しましたっ
- 賊軍に くみするものが あとをたち
第15話
- 挽回の 一手を打って くるはずだ
- 決めたれー さすがこのまま 押しつぶす
- 押し返せ るのではないか そうやえっ
- 確かにっ 今の状況 では博打
- 奇襲です 何者かがっ シュトーライ
- 奇襲した ところでおじゃる オシュトルっ
- 読むことは 可能か無論 可能だっ
- 折を見て イクサマヌイで 知らせると
- 使わずに 済めばーそれに 越したこと
- 両翼を 展開敵を 押し込むの
- それがしは お前を安く みておらぬ
- 古典的 ですが確実 な手ですね
- おじゃろう クオンっ例の ものを出し
- ゆわえろっ 決して外れ ぬようにっ
- オシュトルっ なぜ生きておる でおじゃるー
- かけいとは 本来っただ 焼き尽くす
- 確かにー ちょっとー危な かったかな
- ウルゥルと サラァナにそれ を増幅
- オシュトルが 栄えっマロは 滅びると
- お前では あるまいまるで 己には
- 擁立し 帝都をその手 におさめた
- 終わらせる ことだそのよう なざれごと
- ハクどのも 望むと言った でおじゃるか
- 脱出し た時お前は どこに居た
- マロロ様 ここはお引きを マロがその
- マロがその 首を取るまで この戦
- きのびんで なかなかスキを 見せないの
- ライコウの 手勢はこちら の半分
- ありません しかし全ての 軍がこの
- 朝廷の 兵は一つの 指示のもと
- その指示も またティリレライ を通じて
- 考えて いるとかそれも あるだろう
- 2人とも 無理をさせたな さあお水
- 回復が 早くなります それはダメ
- ダメなわけ 仮に片方 を潰して
- 厄介な 話じゃないっ だが一度
- そのスキに 総攻撃を かければっ
- あにさまっ やぐらのまわり には兵が
- 狙撃する には格好の 場所がある
- 兄上っ わかりましたっ ウルゥルっ
- 風向きが 変わったようだ ねーそれは
- どういうっ はっちゅうしょうと しての勘
- 超えればっ 狙撃地点の 丘だはー
- 通じ合う ことも禁じて いるさあすが
- 大丈夫 みんな仲良し ですものっ
- なんでーっ あんたも前に 出てくんだ
- 考える ことは同じの ようだねー
- これで良い 牽制になる ノスリ距離
- 頼もしく なったんじゃない 成長し
- わかったっ 任せておけっ 完璧に
第16話
- それがしが 守るオシュトル 私たち
- 頼むぞっ わかったかなっ お任せを
- どうだーっ 待ってください 大丈夫
- いけますっ 了解準備 できました
- ライコウは 読んでいたのだ 自分たち
- 狙撃だっ こちらの策を 同じ策
- だとしたら どこだっ敵の ペイユライ
- どうなって いるっ本陣 からの指示
- 土壇場で あにじゃの策を 潰すとは
- 宿敵っ 無粋であった な我らが
- アクルカの 力を我は ナヌカミン
- 伝わって くるぞ貴様の 魂の
- ゆくまいな やはり貴様は 恐るべき
- 超えるかも しれんっだがっ 次は無い
- ミカヅチは 強いこのまま戦って
- あんなんが 出張ってきたんじゃーできる
- 全軍に 後退の指示 を出すのじゃ
- 大小と して魂を まめつさせ
- アクルカの 力を酷使 し続けれ
- 泣かないで ネコネっでもっ あねさまっ
- 戦いが 楽しいのはっ 初めてだ
- 手を出すな これはそれがし の戦い
- あねさまー ゆすらないでー あらあらー
- ちょうじょうっ でっ本題が あるのだろ
- ならばーっ 策をもってっ しょうをその
- 起こしたと とらえられよう せいじょうが
- 出るだろう それはせいじょう への民の
- くださいっ どうしたキュウロ 兄上っ
- 進んでっ 奇襲を仕掛け るつもりの
- 異物かっ いやっそれならこの程度
- 炸薬を 積んだ砲弾 を打ち出し
- 当たらぬっ はっちゅうしょうの 各部隊
- 手紙ーっ 誰に出すのじゃ トゥスクルの
- 冗談の 一つも記し ていただけ
- ライコウの 情報網は 相当の
- 常識が 覆ること になります
- 暴れてっ 小さな騒ぎ がいくつか
- 収まった のですが戦 の気配が
- ゆかぬかっ ライコウ様っ 何事か
- あっそんな まさか他国に 揺さぶりを
- どうやらっ ことを悠長 に構えて
- たびたびの お力添えっ 感謝する
- 倒れたと 聞いたが変わり ないようだ
- オシュトルの 首を取るのは この俺だ
第17話
- 突っ込んで 来ます守りを 固めよっ
- 前進し てきてるこちら の戦力
- だが敵が こちらに食らい ついてくる
- クオンどの 体のほうは 大丈夫
- もらおうか 誰であろうと せいじょうの
- ミカヅチっ それがお前の 本気かっ
- 立て直せ それがしたちは なこく軍
- 傭兵に してはいささか ぬるすぎる
- 撃てまいっ ならばっ今は 攻めるのみ
- 助けるの はっいい女 の条件
- 後方に 敵っミカヅチ 様のよう
- 離脱する 急げっどうか したのかい
- 我々は おびき寄せられ 追い込まれ
- いたのだっ だけどいったい なんのため
- オシュトルの 奴は今頃 大慌て
- しょうへいは そうはいくまい これで幕
- 爆発は 城門からの ようですっ
- 立ち上る 炎を見るに おそらくー
- あの門が ああもたやすく 開くなど
- だがここは 俺が向かった ほうがいい
- 大丈夫 でおじゃるマロっ マロがこの
- みたいやえ これが罠なら あからさま
- せいじょうの お言葉である 余の帰還
- ぜんぜんに もとはといえば 王女さん
- 示すため ヤマトを正し き姿に
- せいじょうを 迎え入れよう としている
- としている これはせいじょう が新たな
- 手勢では ないな貴様ら 何者だ
- さもなくば 残らず斬って 捨てること
- アクルカで 強引にでも 門を閉じ
- 指揮のもと 敵の足止め に奮戦
- かまわぬっ もはや犠牲を 増やす意味
- おかたがっ 油断大敵 ですよっあ
- ひめでんか にっ寝返ると いうわけで
- しかばねを またぐことなく この先に
- またがせて もらうぞこのご におよんで
- 我々は いったい何と 戦って
- おじゃるかっ マロロ大勢 は決した
- オシュトルの 正義というで おじゃるかっ
- ハクどのの かたきを討つで おじゃるさあ
- おじゃるかっ 頭の中で 何か音
- オシュトルっ なんだおかしい でおじゃるっ
- なければっ 叶うわけない でおじゃろう
- せいじょうの ためにと信じ 戦った
- バカ騒ぎ をしてお前は 下戸なくせ
- よく飲んで すぐに酔いつぶ れていたな
- 今までっ すまなかったっ まさかハク
- 喋るなっ 傷にさわるっ いえマロの
- お世辞でも 友に言われる と嬉しい
- マロこれで いいのでおじゃる いいわけが
- いいわけが あるかっマロは 取り返し
第18話
- 者たちは 負傷兵はっ 敵味方
- クオンどの からの薬の 提供も
- 提供も ありましたので ご安心
- ずいぶんと 久しぶりだな オシュトルっ
- いたはずっ なのに何故 偽りの
- 抑圧し 苦しめていた とでも言う
- 帝ほど 民を愛して いたお方
- おられたが 同時に国の 行く末を
- この国が どこかいびつで あるという
- あのかたが おっしゃりたいの はむしろっ
- 人の手で 勝ち取ったもの ではなくっ
- 想像を 絶する叡智 の数々
- ゆりかごの 赤子のようで だがそれに
- 帝には 感謝の言葉 も無いだが
- この国の 民が望んで いなかった
- 繰り返す 本来国と はそういう
- 太陽は いつか必ず 沈むのが
- 行いの とがになろうっ もうよいっ
- 力なき 理想はただの 願望に
- ゆうならば その輝きを 自らの
- そうっわが 命さえもっ こうなった
- 信じよう みんな考え ていること
- 貴様らが 真にヤマトの 導き手
- おうせのっ ままにそろそろ 決着の
- 私が あーダメですよ くーちゃんっ
- 強くなる わかるでしょうっ 恐れるな
- 恐れるな 我らはここで 示すのだ
- 示すのだ ヤマトの民は 強いのだ
- 自らの 力で生きて いけるとっ
- ここまでか 既に限界 であったか
- 駆け抜けた 己の意思で 次の世が
- せいじょうの 声を届ける ことはでき
- 戸惑いを 隠せぬ者も 居るだろう
- 指し示す 道で正当 なる帝
- この場での 形となった 自分にし
- してやれる ことはーこれで 全部だっ
- 外せない のならっそれで 構わない
- アクルカと ともに消えれば いいだけだ
- ふっこの身 長くはもたぬ そうである
- 取り出した ときださすがに あのような
- このような はずではなかっ たのですっ
- 働きは 実に素晴らし かったあの
- おしゅとるを 道連れにして くれるなら
- 目的は 果たしたのでっ これでよし
- 彼の死も 無駄ではありま せんでした
- 裏切った あなたに聞いて もせんない
第19話
- シャッホロー ソヤンケクルっ 同じくっ
- 再興に 励むがよいっ はー以上
- やれやれっ ことを解決 するたびに
- 弔って やりたかったが あの男
- たまらんよなーっしかしっ このままに
- どうしたっ 誰かが呼んで いるのかっ
- つもりかな 手間が省けた いいところ
- ほのかさん 今までどこに あの子をっ
- いえそれも みなの力が あってこそ
- それよりっ 今までどうし ていたのか
- こちらへっ お連れしました ここまでっ
- アクリキっ ほほっお前が そんな顔
- 珍しい ものを見させて もらったっ
- お前には 苦労をかけて しまったな
- また惜しい 男を亡くし てしまった
- なぜなのっ ヤマトはとても 豊かだし
- 支配しっ おごり高ぶり それゆえに
- 訪れた 天はとどろき 地は裂けっ
- 海は荒れ まさに終わりが 訪れた
- その中で 余はかろうじて 生き延びた
- 人類の 成れの果てじゃっ あっタタリ
- そのために 足りないものを 求め余に
- いきついた 無限に続く シークをっ
- だったのだ それを決断 するにはっ
- お役目は 終わったんだよ だったらっ
- そーんなっ ハクはあの時 死んだのだ
- わからない よっわかりたく なんかない
- あるじ様 名前の違い など些細
- アイスマン 計画最初 のアクルカ
- アクルカは そうして生まれ たのかはー
- ぜったいに してもらうから なっあーっ
- 現れた これはなにかの 予兆余の
- アンジュにっ お前に我ら が人類
- しかしこの おいさらばえた 身ではとっ
- 行きていて くれて本当 によかった
- そうだねー 早く教えて あげないと
- 家族なら 一緒にあの子 は帝で
- わかったっ マスターキーが 手に入れ
- つけんなよ まだ引きこもる には早い
- 早まった だけだ案内 は任せて
- わたくしは アークの保護者 なんだから
- ほしいかな ネコネと2人 で話が
- 私がっ 今までずっと そうやって
- 何もかも 不慣れでぎこち なくってっ
- もういいの オシュトルからっ ううんハク
- なったです 私が私 がハクさん
- ハクさんが 死んだと聞いた あねさまが
- ないんだよ でもっそれでも 私はっ
- ふるまって いてもっハクは ハクだもの
- ハクだもの 今はそれだけ で十分
- それだけで 十分かなっ あねさまっ
- あねさまに 助けてもらっ たのですっ
- あねさまが エンナカムイに 帰ってき
- 本当に 優しいんだね だけどおっ
- ネコネには やっぱり笑顔 が一番
- どこにでも 送り届けて みせるよー
- 居てくれて 助かりました オムチャッコ
- 楽しんで くれたまえはい すまんなー
- きたからっ 心配させる ことも無い
- お茶はーっ いかがですかっ おっこれは
- いたしまし たのでそちらに どうぞおー
- そうなんだ だからその名は 忘れろっ
- 必要と しなくなる時 が来たなら
- 昔ーっ どんな生活 をしていた
- 語るには とても一晩 では無理だ
- 綺麗だな 直接空の 星は見た
第20話
- 都まで もうすぐかなー ところでー
- 都入り するというのを 簡単に
- そういえば くーちゃん黙っ て出てきた
- あなたはっ たしかトゥスクル の大使の
- いたします 案内役を 務めさせ
- くーちゃんの お世話をするの がわたくし
- しとくねっ アルちゃんとって もごきげん
- どこかよい はたごは無いか ああそれは
- いかんかー そうかっここで お別れか
- 団らんを 邪魔するのもー 悪いかー
- 無かったっ 礼なら娘 にすること
- 王女かっ そういや姿 が見えない
- グランもっ 手伝ってって 言ったのに
- 親睦を 深める宴 わたくしも
- なんだーっ この殺気にも似 た感覚
- 言っている のかっそれとも 聞こえぬか
- 今一度 命ずる我の ものとなれ
- 存分に 楽しまれよっ うへひゃーっ
- まったくー これが飲まずに いられるか
- いたがーっ まさかクオンが あの王女
- 問題が あった場合っ 秘密裏に
- 対象を 排除すればっ あるじさま
- それがしに とってクオンは クオンだっ
- 正体を 隠していたの は自分も
- 断りも なくっ勝手に 死んじゃって
- 一人でも 少ないほうが よかったの
- よかったと 思うなそれは さておきっ
- 真下にっ こんなところが あるのかっ
- みんなはっ しょうそういんっ て読んでた
- 大丈夫 だからっこうも 暗いとっ
- 気をつけて 進むとしよう うんあのね
- ハクってっ 呼んでもいいっ ダメかなっ
- つわものっ 昔ーこれが 動いてー
- もしかして こいつっアベル カムルかっ
- アクルカを 使っておいて なんだがっ
- もしかして ハクも動かせ たりするっ
- もしかして この光ってる 板のこと
- 本当に よろしいですか 喋ったー
- 大変な ことになるぞー 絶対に
- 端末を 壊すかいやー 暴走が
- それだけは 教えられぬっ どうしてっ
- ことゆえー そんなにすごい 言葉なん
- 無かったか しかしっこんな ものがある
- 略式で 済ませましたっ ウルトリー
- 偉大なる おかた我らが 大いなる
- 姿がっ かりそめである ということ
- はいですが 今のわたくし にはそれを
- その鍵が 必要なのだ そうですか
- あなたなら あなたであれば あるいはっ
第21話
- トゥスクルの 民にとってー 特別な
- オンビタイ カヤンの偉大 な足跡(そくせき)
- 一端が 当時のままで 残されて
- これだけの ものが今まで 手つかずに
- 人類は 確かに滅ん だんだなっ
- これってっ ふういんこんっ クーちゃんっ
- 導いて くださいますっあーっあっ
- 任されて 居るエルルゥと 申します
- ははさまっ こんなに大き くなったの
- 心配を かけてあのねっ クオンはっ
- ははさまと 同じ立派な くすしにっ
- 抱きしめて 頭をなでて 褒めてあげ
- 大丈夫 うん大丈夫 もう居なく
- 連れてきて くれたかたへの お役目を
- あるじかー お連れしました ご苦労で
- オンビタイ カヤンと呼ばれ しものたち
- 幻っ この世にそれを 叶えられ
- 結末は 自らが見て 確かめた
- かかろうと 探しっ求め 続ければ
- 続けるっ それが人間 てもんだっ
- 必要が あるっ人間 の真実
- 繁栄を 誇った種族 が居た彼
- 代償は あまりに大き かったのだ
- 呼び覚まし たのだ自ら の願いを
- 存在っ 元の姿に 戻ること
- オンビタイ カヤンに会って いたのです
- となるとっ いったい何を 代償と
- 封じられ 深い眠りに ついている
- よいのかっ ではっ全てを 任せよう
- あなたには 必要なもの なのでしょう
- 思い出は つねにこの胸 にあります
- お静かに ここは神聖 な場所です
- なんとなく 察しがつくの ではないか
- はい鍵を マスターキーを 受け取りに
- 後継者 なのですからっ その顔っ
- 知っている ことをお話 しましょうっ
- 計画と 呼ばれたものの 話です
- 狂わせた 聞かせてみよっ ひょうへきの
- よかろうっ 汝も資格 を得た者
- 果たしたい 私は未知へ の探究
- 義務でしょう ですがあくまで 義務全て
- 満たすため 触れてはならぬ ものにまで
- アイスマン おんかみだとっ おしゃべりが
- 後継者 として帝の 遺産をっ
- ははさまの 大切なもの を受け取る
- 余の摂理 それが我らの 最大の
- お二人の 力を貸して はいただけ
第22話
- 頼まれて なー助太刀に 参ったっ
- 見つけたぞ オシュトル無事で 何よりじゃ
- 遠慮など らしくないぞっ 水臭い
- やってきた のだっあやつも そうだった
- 確かにっ 今の俺では アクルカの
- おやおやっ ですがっ既に 目的は
- お相手は 別に用意し ていますよ
- 城の地下 水路に落ちた だが俺が
- あにさまっ 無事でよかった ですすまぬ
- オアシスー 奴の目的 はなんだっ
- 知っている 何をしておる 即刻っ
- 即刻っ あの無礼者 を捕らえる
- 用いてっ たたれましたっ 今ゲート
- あるじから これをこれって もしかして
- ご厚意っ 感謝いたすっ いろいろっ
- お体の 調子はいかが ですかうん
- うーっさあ マスターキーよ その証
- いうものっ これさえあれば なせぬこと
- 待ちわびた ことかお前は 誤解して
- 追放し たのは他でも ないあなた
- 男にっ 全てを託し たのですっ
- なりかわり 生きていたとは ですがまあ
- 生死など もはや些事です 何をする
- オンビタイ カヤンの遺産 を継ぐこと
- みくらいを 継ぐためだけに 作られた
- せいびょうを 追放された ことすらっ
- それなのに それでもいつか 父上に
- いいでしょう 既に遺産は 私が手
- 始まって しまいましたっ お願いが
- オンビタイ カヤンの叡智 がこれほど
- 本当に しぶといですね しかしもう
- お父上 生きてっ何を 泣いておる
- オシュトルや みなが助けて くれてみな
- からこそっ 力を貸して くれたのだ
- あんちゅうっ 帝ご自身 がこの世を
- ありません 長い年月 を経てなお
- ことですっ ヤマトはあなた が大切
- せいじょうを 侮辱すること は許さん
- 好き勝手 してくれたのだ 相応の
- 相応の 報いは受けて もらうぞっ
- オシュトルが お父上のっ オシュトルで
- 真の名は 言ってる意味が わかんない
- 絆はっ お前ごときの 妄言で
- 茶番です ねっデコイとの 情愛っ
- 私には 理解したくも ないですが
- みなさいっ これはこれはっ ずいぶんな
- 呪縛から のがれ安らか な眠りに
- オンビタイ カヤンの遺産 を受け継ぐ
- 不足して います命令 は実行
- 命ずるっ あれをタタリを 焼き尽くす
- ご自分の 権限レベル を確認
- 権限が 不足している なぜだこの
- 管理者の クローン体と 認識し
第23話
- 管理者の クローン体と 認識し
- ウォシスよっ これがアニキが 止めようと
- ウォシス様 あなたは信じ ていたもの
- 対象を ケージ外部に 流出し
- どうなるっ 圧縮されて いたタタリ
- なるでしょう くそっオシュトル 様なんか
- 甘んじて 受けよう帝都 を滅ぼす
- 過ちだ 責められるべき は余だけで
- とどまらぬ 誰かがやらね ばならぬの
- 目標っ および出力 を設定
- 目標っ 帝都中心 部のタタリ
- 必要に なります停止 すればどう
- 地域にっ 長期寒冷 化を招き
- 招きます 寒冷化って 年間の
- 年間の 平均気温 は推定
- なりますっ 想像以上 だなしかし
- とどまった 場合生存 確率は
- システムを 引き金を引く のは私
- 誤って しまった残り の命は
- オシュトルっ 娘を頼む 心得て
- 必ずや 成し遂げられる お父上
- 先に行け でもっすぐ行く そう伝え
- シェルターを 使うといいっ アマテラス
- 耐えられる 保証は無いが わがふしょう
- なんでしょう そなたは私 を恨んで
- 慰める ために身勝手 に命を
- 最後まで 付き合わせてっ すまぬいえ
- せいじょうを 頼むぞああっ 無論だっ
- だんなーっ こんな夜更けに どうしたい
- 本当に 行っちまったん だなーおっ
- 民へのっ そしてアニキと ほのかさん
- どうしたっ 歌をこのまま もう少し
- 安らかに お送りしたい のですそう
- やすらぎの 歌をっだから 今だけは
- ちょっとーっ 散歩に出たら 歌声が
- 聞こえてね えーと一緒に 居ていーい
- ついてきて 見せたいところ があるんだ
- ここはまだ 生きてるんだね かろうじて
- 聞いたから さんざん調べ 尽くされた
- わけじゃない けど気になって ここに来た
- 覚えてる そこがまっさら な状態
- わかったっ ヒトであってー ヒトでない
- 看病し たのっ生命 維持装置
- 目の前に 居るんだものっ でもっハク
- このヒトは 一人ぼっちじゃ ないかって
- わたくしは とてもっクオン 残酷な
- 残酷な ことをしたんじゃ ないかって
- 何よりっクオンがそばに 居てくれた
- そっかーっ そう思ってて くれてたん
- そうだった 大切なこと を忘れて
第24話
- ヤマトはっ いやっ地上が もたないっ
- 寒いぞー たしかに昨日 に比べて
- オシュトルっ 昨日ヤマトが 冬になる
- 温暖に 保たれ豊か な作物
- はややーっ 一大事では ないか何
- アマテラス とーっ通信 できる場所
- いうことは オシュトルどのは 我らはっ
- 本当に 星と交信 できる場所
- 寒いーっ 保存状態 はよさそう
- ここかーっ マスターキーが 必要っ
- 端末が 休止状態 にあるなら
- 確認っ 全システムの 封印を
- 閉ざされる 危機はっ回避 できたよう
- 事態はー 避けられたかな あとのこと
- おかたには それが必要 なのですっ
- 追わなくて 良いのかそれに は及ばぬ
- 敵ながら 見事と言うし かないなー
- 後だった のが不幸中 の幸い
- 大切な 預かりものを このような
- なかったっ それどころかっ 父上の
- いったいっ 何があったの ですオシス
- 他のもの たちはリベルに ラビエルは
- いけません 目を開けなさい シャサリカっ
- その時の 支障とならぬ ようこの子
- 守られて いた父上っ 母上っ
- どうすれば これはアクルカ 父上の
- 思いにも こたえられるっ アクルカを
- 大丈夫 マスターキーは 壊れてる
- 何かーっ 兄上準備 が整い
- よくならぬ ようであればー クオンはっ
- 一刻も 早くせいじょう と帝都へ
- まだ起きて いたのかはいっ くーちゃんが
- 休ませて いただきますっ あにさまっ
- やってきた 難民ならっ なっなんだ
- 容態は 落ち着いている あの様子
- 救援に 向かうあるだけ のオフタル
- 食いついて いる奴らをっ 蹴散らすぞ
- 変なのが すごいいっぱい 居るぞーっ
- この感じ どこかで覚え があるよう
- 新しい 世界のために 目障りな
第25話
- 仕方あり ません彼らは 不完全
- 比べるの はっ酷という ものでしょう
- ダメですっ やめよオシュトル これ以上
- 使いまし たねっアクルカ の力を
- おおかみっ そこの者らに 問うっなぜ
- 強くとも この数ではっ ご安心
- 地に落ちて 命乞いでも するつもり
- 都のっ ヤマトの未来 を託され
- 力には デカブツどもっ 出番だぞ
- 我々の 敵ではないっ くっおのれ
- 者たちに 遅れを取るな 今こそっ
- わかってる からっあなたが そうせずに
- かかりまし たね我々の 目的は
- ハラカラよ 私とともに この世界
- 本当に よかったですね くーちゃんっ
- オシュトルっ 無事なのっああ この通り
- 良かったっ 病み上がりだと いうのにっ
- むごいなっ この者たちが このような
- 繰り返す わけにはいかぬ 一刻も
- 怪物は 帝都の民っ おそらくは
- それでもっ もしかしたらと セイジョウっ
- 包まれっ 異常は続い ております
- あるじ様 微力ですがっ 魂の
- 魂の 色が見えます ウォシスかっ
- アクルカを あれは自分の アクルカを
- おそらくっ 次の戦い が最後っ
- ほしいんだ はっきり言うね その体
- 高鳴りっ 顔が火照りっ あるじ様
- おおかみと なられるお方 なのだとっ
- なのだとっ 私たちはっ あるじ様
- このままっ お仕えさせて くださいっ
第26話
- ウォシス様 最も帝 の寵愛
- カムナギっ あるじさまとの 邂逅を
- 解放を 止めるためにっ 理を
- みたまよっ 我らの嘆き にこたえっ
- かのものに みたまのもとの 安らぎを
- 感知して います今回 倒れたの
- 捨て去ろう ああっ扉を 開きてっ
- この声に 耳を傾け てはならぬ
- お父さん お母さんさあ こっちへっ
- これからは ずっと一緒よ 永遠に
- 一刻の 猶予もならぬ いくぞーっ
- このままじゃ みんながあなた の願いは
- 約束は 守れぬハクも 言ってたっ
- 守ってる 場合なんかじゃ 無茶ダメー
- てんげんを 超えしてんがい を示せー
- だがこれで 終わりにするぞ やめてーっ
- 安らかに 眠れ兄貴に よろしくな
- ただいまっ うちっあの時 からこの日
- オシュトルが ハクでっハクが 居るならー
- 軽くする あの笑い声 ノスリンっ
- これからも 苦境を笑っ て乗り超え
- ひんきゃくで あるというのに ご迷惑
- せいじょうを たのむアトゥイー お前には
- 居てくれる だけで心が あたたかく
- 双方に 我がかせからの 解放を
- 余のそばを 離れるのはっ 許さぬの
- 違うのじゃ 余はそんなこと が言いたい
- 指切った 夢の中でっ 約束し
- ついたらっ 針を飲まねば ならぬのじゃ
- すまないっ ネコネあにさま また私
- 一人では ないっ仲間が 一緒だっ
- 仲良くっ 幸せになっ あにさまっ
- どうしてっ せっかくやる気 を出したと
- ありがとな その気持ちだけ で十分
- 出会えてっ 楽しかったよ 待ってハク
- みこころの ままにどうして わたくしの
- わたくしが ためらったから 今度はっ
- 絶対に 離れないって 決めたのに
- 答えよっ 我はなんだっ わたくしは
- 取り戻す ことができるっ もう戻れ
- 飼いならす なんてっこんな ちっぽけな
- ちっぽけな 私なんかが お願いっ
第27話
- ははさまっ もうお昼寝は おしまいっ
- 媒介に この世に具現 化しようと
- 魅入られて しもったんやね みなさんっ
- みなさんっ 力を貸して くださいっ
- おそらくは 全く同じ 存在を
- 離れたく ないのであろう その願い
- あげましょう さすればずっと 一緒だっ
- 迷惑な 神様じゃない 違うそう
- 願いには等しい対価 が必要
- 我とてっ いや我だから こそのがれ
- 思えない 強力さのっ お姉さま
- 呼び掛けが あれば歯がゆい ですわねっ
- 全力の つもりですのっ ふっいやー
- やめてーっ みんな逃げてっ お願いっ
- そんなこと 思ってないっ だがこれが
- 自分はっ 死んだのだなっ はーっあっ
- どうしてっ どうしてっこう なっちゃうの
- 大いなる ものと一つに なることで
- 結果だっ 違うっ違う わたくしは
- しれないの ですよあの子は ヒトですっ
- ものほどっ それが愛しい ものほどっ
- 望もうと 望むまいとっ わたくしの
- 思ったが そういうことか 天国っ
- やれるだけ やったっもうっ 悔いは無い
- ハクどのっ なんだわざわざ 迎えに来
- 思ったん だがなあそれを 受け取れば
- どうしたっ なあっトゥスクル しそうおう
- ハクどのは マロが憧れ たハクどの
- 楽にして さしあげますわ はっネコネ
- 時間外 労働手当 を要求
- 無いじゃない これは想定 外が過ぎ
- 兄上っ 後ろは任せ てください
- 止まるなっ 必ずクオン を救うの
- 怖かって ハクがっ居なく なって夜
- 私たち 2人では無理 封印に
- お姉さま 今ならええっ ごめんねっ
- みんなとっ そしてあなたと 一緒にっ
第28話
- 諦めて いたのですがっ どうしてー
- 祝いたい じゃないオシュトル のだんなっ
- ずいぶんと 立派になった ぜーだんな
- 忙しく なかなか参り にくること
- シノノンと 婚約するぞ あっちょっお
- もしかして シノノンのこと は遊びだ
- ハクさんは どうしているの でしょうねっ
- 伝わって きたぞーおのが 阪神を
- トゥスクルへ 遊びにいらし てください
- やらんとな それはこちらの セリフだわ
- オンミタイ カヤンよ我ら の選択
- 恐ろしき 災いの日々 を覚えて
- 導きで 前へと進む ことができ
- 我らもっ ついには矛を おさめとも
- いがみあう こともあろうっ だがそれで
- 導きし ものの願いで あり我ら
- 今ここに なったことをっ ハクオロの
- どこかでっ 殺風景な ところだよ
- なっていた せいでこちらは 面倒な
- 面倒な 仕事を全部 こなしたの
- それはもう ウルトリーどの お忍びで
- ふさわしい かたですわねー そうかそう
- 受けている ならばゆく先 は同じだ
- 飛び出して しまうんですよ ふふっそう
- まったくっ どうしてうちの 男ども
- ルルティエっ ごめんなさいっ なんだかっ
- あのかたは きっと戻って きてくれる
- きてくれる そんな感じが するんです
- だそうです せいじょううむっ うえあーう
- ずいぶんと 成長したと 思ったの
- ネコネがっ こんなに立派 になってっ
- ははさまの 目も良くなって きましたし
- 手伝って 生まれ変わった ふるさとの
- よくわかる それにこうして 旅をして
- どこかでっ 必ず生きて おるとうん
- ですねーっ 王位をクオン に継承
- ベナウィーか どうだなかなか いい出来だ
- わかさまっ お気を確かに ハッこうし
- こうしては おれんクオンを 追いかける
- 早急に 処理が必要 な案件
- ご決裁 いただきますっ えっあーっ
- 考えて みたら私も かみゅちーも
- 追いかける 違う偶然 旅先の
- 男にっ 感謝しなくて はならない
- おかげでっ ただの人間 に戻って
- あれこれと 理屈をつけちゃ いるが要
- 所得でっ 悠々自適 な極楽
- できたよー うわーはははー お馬さん
- お姉ちゃん 紙でなんでも 作っちゃう
- 村を出て いっちゃってねー そんなこと
- なんでもね ましろさまがー 連れてきて
- 巣にしてた タタリが居なく なってコケ
- しちゃったね 私は先に 休ませて
- ご時世で お客もあんた 一人だし
- おやすみっ おやすみなさい まじろさま
- まったくー 寝るなら布団 で寝ろとっ
- 顔をして なんだはないよ 突然っ
- 今までっ 今までどこに 居たのーっ
- いっぱいっ いっぱい探し てたかなっ
- すまないな 寂しい思い をさせたか
- ここはーっ そうかわたくし 寝ちゃってっ
- 昨日まで 一面の雪 だったって
- 落ちたわよ あーすみません うぇっこれっ
戻る